著者：古賀 史健 出版社：星海社新書 2012年1月刊 \882(税込) 276P ご購入は、こちらから 書評ブログなんか書いていると、定期的に文章術の本を読みたくなる。もっと良い文章を書いて、もっともっと面白い紹介文に仕上げたいからだ。 しかし、同じジャンルの…

副題：本に遇うＩ 著者：河谷 史夫 出版社：言視舎 2011年10月刊 \2,310(税込) 326P ご購入は、こちらから 書評家のはしくれを自任していると、ほかの人の書いた書評が気になる。折を見て書評集を手にとってみるのだが、なかには全く参考にならない本もある…

副題：私が体験した日米戦 著者：ドナルド・キーン 小池政行／聞き手 出版社：藤原書店 2011年8月刊 \1,575(税込) 208P ご購入は、こちらから 日本文学を研究する米国人として有名なドナルド・キーン氏が、自身の第二次世界大戦従軍経験を語るインタビュー集…

著者：國分 功一郎 出版社：朝日出版社 2011年10月刊 \1,890(税込) 400P ご購入は、こちらから 年末のあわただしさが一段落し、いつものようにエアポケットのように手持ちぶさたな正月を迎えた。 お正月には、不思議な時間が流れている。 仕事は休み。娘の学…

著者：鎌田 洋 出版社：ソフトバンククリエイティブ 2011年10月刊 \1,155(税込) 158P ご購入は、こちらから わが家はディズニーランド、ディズニーシーが大好きで、このところ、年に４、５回は行っている。 ディズニーリゾートの一番の魅力は、パークの中に…

著者：杉田 成道 出版社：扶桑社 2010年12月刊 \1,470(税込) 371P ご購入は、こちらから 著者の杉田成道氏は、国民的ドラマ「北の国から」で知られる演出家である。 杉田氏は５０歳のとき妻を癌で亡くすが、その後、５７歳で年齢差３０歳の若妻と再婚したあ…

副題：会計士が書いた歴史と経済の教科書 著者：山田 真哉 出版社：講談社 2011年12月刊 \1,365(税込) 221P ご購入は、こちらから 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか？』でミリオンセラーを放った山田真哉さんの２年ぶりの新刊である。 ベストセラーで有名にな…

著者：中原 一歩 出版社：朝日新聞出版（朝日新書） 2011年10月刊 \756(税込) 206P ご購入は、こちらから 東日本大震災のあと、東北地方へ大勢の災害ボランティアの方々が向かったが、時間が経つに従って人数も少なくなっているようだ。今年のゴールデンウィ…

著者：大野 更紗 出版社：ポプラ社 2011年6月刊 \1,470(税込) 313P ご購入は、こちらから 著者の大野さんは、上智大学の大学院生女子で現在２６歳。 日本ではほとんど前例のない「筋膜炎脂肪識炎症候群」という難病にかかっていて、もうひとつ皮膚筋炎という…

著者：鳥原 隆志 出版社：ＷＡＶＥ出版 2011年6月刊 \1,575(税込) 302P ご購入は、こちらから 「インバスケット」というのは、1950年代にアメリカ空軍で生まれたトレーニングツールで、架空の役職・人物になりきって制限時間内に多くの案件処理を行なう一種…

副題：小谷正一伝説 著者：早瀬圭一 出版社：岩波書店 2011年8月刊 \2,205(税込) 232P ご購入は、こちらから 『希望の仕事術』、『ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。』の著者である橘川幸夫さんを、僕は文章の師匠と仰いでいる。 橘川さんが主催し…

副題：生き方に迷わない！ 後悔しない！ 著者：佐藤 伝 出版社：学研パブリッシング 2011年8月刊 \1,575(税込) 205P ご購入は、こちらから 習慣の専門家・行動習慣ナビゲーターの佐藤伝氏（伝ちゃん）が、習慣の大切さ、行動の方向性を指し示してくれる新刊…

著者：水谷 修 出版社：日本評論社 2011年7月刊 \1,260(税込) 163P ご購入は、こちらから 水谷修氏は1956年神奈川県生まれの、元夜間高校教師である。 子どもたちの非行防止や薬物汚染の拡大防止のために「夜回り」と名づけた深夜パトロールを行い、メールや…

著者：加藤 雅則 出版社：日本経済新聞出版社 2011年6月刊 \1,785(税込) 237P ご購入は、こちらから 一会社員として仕事をしていると、理不尽な仕打ちを受けて気持ちが沈んでしまうことがある。 上層部の意思決定がおかしい、組織のしくみが変だ、人事異動に…

著者：伊集院 静 出版社：集英社 2011年4月刊 \1,680(税込) 410P ご購入は、こちらから ご存知の方も多いと思うが、著者の伊集院静は故夏目雅子の夫である。 将来を嘱望された女優夏目雅子が若くして亡くなったのは1985年。まだ28歳の早すぎる死だった。 新…

著者：松山 真之助 出版社：中経出版 2011年7月刊 \1,365(税込) 175P ご購入は、こちらから 著者の松山さんは僕のメンターの一人なので、読みはじめるまで気づかなかったのだが、よく考えると、朝３０分読書したら人生が変わる、という少し大げさなタイトル…

副題：ぐるぐるマニ車編 著者：西原理恵子 出版社：毎日新聞社 2011年1月刊 \880(税込) 78P ご購入は、こちらから 西原理恵子（さいばらりえこ、以下サイバラと略称する）は、毒の強い作風で知られる漫画家である。 子どものころからお金の苦労を味わってい…

著者：西田 文郎 出版社：ソフトバンククリエイティブ 2011年6月刊 \1,260(税込) 188P ご購入は、こちらから 先日、日本経済新聞出版社さんからジェフリー・フェファー著『「権力」を握る人の法則』を献本いただいた。 この本のアマゾン内容紹介に次のように…

著者：豊崎 由美 出版社：光文社(光文社新書) 2011年4月刊 \777(税込) 230P ご購入は、こちらから 書評家のはしくれとして、題名に「書評」と付いた新刊を見ては放っておけない。4月に本書が発売されてすぐに入手した。 一気に読みおわった。 面白かった。 …

著者：齋藤 孝 出版社：大和書房 2011年6月刊 \1,365(税込) 197P ご購入は、こちらから 関東は６月末から暑い日が続いている。 ７月に入っても30度を超える日が続き、とうとう先週末に梅雨も明けてしまった。 暑い！ 平日は会社のクーラーの効いているオフィ…

副題：『実話ナックルズ』発行人の告白 クレームに臨む時、僕はいつもビビっていた 著者：久田 将義 出版社：ミリオン出版 2011年4月刊 \1,050(税込) 207P ご購入は、こちらから つい去年まで『実話ナックルズ』という雑誌の編集長を務めていた人が書いたト…

著者：池田信夫 小黒一正 澤昭裕 村上憲郎 小幡績 出版社：朝日新書 2011年6月刊 \735(税込) 206P ご購入は、こちらから ３月１１日の東日本大震災から３ヶ月半が経とうとしている。 最初は死者・行方不明者の多さに茫然とするだけだったが、ガソリンスタン…

著者：佐野洋子 西原理恵子 リリー・フランキー 出版社：講談社 2011年2月刊 \1,470(税込) 267P ご購入は、こちらから 佐野洋子氏と西原理恵子の対談、佐野洋子氏とリリー・フランキーの対談が収められた対談集を今日は取りあげる。 西原理恵子は、この読書…

副題：いつまでもあると思うな親とカネ 著者：柴田 理恵 出版社：潮出版社 2011年5月刊 \1,100(税込) 206P ご購入は、こちらから 以前読んだ久本雅美さん（マチャミ）と柴田理恵さんの対談本『イママダ』は、２人が軽快にしゃべくり倒す仕事感、恋愛感、人生…

著者：高橋 源一郎 出版社：朝日新聞出版 2009年9月刊 \1,890(税込) 396P ご購入は、こちらから 文章術の本は今までいろいろ手にしてきたが、１３日間で名文が書ける、なんて安請け合いしているタイトルをはじめて見た。 しかも、この本、帯に「ほんとに書け…

著者：岡康道×小田嶋隆 出版社：講談社 2010年8月刊 \1,500(税込) 221P ご購入は、こちらから 本書の「まえがき」に、『ガラパゴスでいいじゃない』という人目を引くタイトルについて次のような解説が載っている。 日本のビジネス界では、今、「ガラパゴス化…

著者：岸本葉子 出版社：中央公論新社 2010年4月刊 \1,470(税込) 201P ご購入は、こちらから 著者の岸本葉子氏は、エッセイを書くプロライターとして20年以上エッセイを書きつづけてきた。 誰からもエッセイの書き方を教わる機会はなかったが、書きつづける…

著者：山田かおり／著 山田まき／絵 出版社：リトルモア 2010年2月刊 \1,365(税込) 125P ご購入は、こちらから 著者の山田かおりさんは、1974年兵庫県尼崎市生まれ。京都芸術短期大学(現・京都造形大学ファッション科)を卒業したあと、ファッションブランド…

著者：パオロ・マッツァリーノ 出版社：角川書店 2010年9月刊 \1,470(税込) 2846P ご購入は、こちらから 人を喰った作者が書いた、人を喰った本である。 まず作者。 自称イタリア生まれでパオロ・マッツァリーノという名前なので、ついイタリア人と思ってし…

副題：本のソムリエが教える悩んだときに読んでほしい５３冊 著者：清水 克衛 出版社：辰巳出版 2010年9月刊 \1,260(税込) 143P ご購入は、こちらから 著者の清水さんは、自称“三等地”で「読書のすすめ」という書店を経営している。 なんだかおもしろそうな…