銀河鉄道の父


著者:門井 慶喜  出版社:講談社  2017年9月刊  \1,728(税込)  408P


銀河鉄道の父 第158回直木賞受賞    ご購入は、こちらから


宮沢賢治の生涯を父親の視点で描いた小説である。


ことしはじめに第158回直木賞の受賞が決まって話題になっていたが、書店で手にしたものの「話題になった本は読まないゾ」というアマノジャクなので(笑)、買わなかった。


もうほとぼりも冷めたころなので、読んでみた。

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君が生きる意味


副題:人生を劇的に変えるフランクルの教え
著者:松山 淳  出版社:ダイヤモンド社  2018年7月刊  \1,512(税込)  277P


君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え    ご購入は、こちらから


ブラックな職場で苦しむ青年の目の前に、ある日小さな変なおじさんが現れ、人生に向かう姿勢をガラッと変えさせてくれる、という物語である。


……と、要約すると、ものすごく安直にひびく。


薄っぺらな自己啓発本の代表みたいに聞こえる。


ご安心あれ。
僕のブログで安直な本は取りあげないようにしているし、この本は「薄っぺらな自己啓発本」と正反対の本である。

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この書評オススメ!


選本の参考にするため愛読しているネット書評の一つに、ノンフィクション系の「HONZ」という書評サイトがあります。


二十数名が入れ替わりで書いている書評は、それぞれ個性があって面白く読ませてもらっています。


取り上げている本が興味深い時もうれしいのですが、自分も書評を書いている目線で読んでいるので、紹介文が良く書けていると、「あー、いい書評を読ませてもらった」と嬉しくなります。


先日、思わず「おみごと!」と心の中で叫んでしまった書評に出会ったので、今日は本の紹介ではなく、書評の紹介を書くことにしました。

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お義父さん


著者:はなわ  出版社:KADOKAWA  2017年12月刊  \1,350(税込)  222P


お義父さん    ご購入は、こちらから


毎週月曜よる7時から日本テレビ系列で放送している「有吉ゼミ」というバラエティー番組がある。


番組名に「有吉」と付いているとおり有吉弘行が司会進行する番組だ。
有吉弘行は毒舌で知られているが、ゴールデンタイムなので全く毒を吐かない。


芸能人のロケを中心に放送している番組のなかで、お笑いタレントの「はなわ」家族の日常を取材したコーナーが面白く、我が家でも「はなわ」一家が出る回を楽しみにしている。


ご存知ない方のために「はなわ」氏を簡単に紹介する。


はなわ」は1976年生まれで、現在41歳のお笑いタレント。
頭のてっぺんの髪の毛を金髪に染めて固め、オニの角のように突きだした独特のヘアースタイルで、エレキベースを弾きながらコミックソングを歌っている。


出身地の佐賀県をおちょくった「佐賀県」という曲が2003年に大ヒットし、紅白歌合戦にも出場した。


「ヤホーで調べました」を持ちネタにしているお笑いコンビ「ナイツ」ボケ役の塙宣之はなわのぷゆき)は、実の弟である。

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おもかげ


著者:浅田 次郎  出版社:毎日新聞出版  2017年12月刊  \1,620(税込)  377P


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小説家浅田次郎氏の最新刊である。


本の内容に入る前に、今日は余談からスタートさせていただく。

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久米宏です。


副題:ニュースステーションザ・ベストテンだった
著者:久米 宏  出版社:世界文化クリエイティブ  2017年9月刊  \1,728(税込)  337P


久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった    ご購入は、こちらから


ニュースステーション』や『ザ・ベストテン』の司会者を務めていた久米宏アナウンサーの書いた回顧録である。


TBSに入社し、アナウンサーの仕事をはじめてから50年という節目に、自分のアナウンサー人生をふり返り、嬉しかったこと、苦しかったこと、番組作りで工夫したこと等をサービス精神たっぷりに語っている。

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無念は力


副題:伝説のルポライター児玉隆也の38年
著者:坂上 遼  出版社:情報センター出版局  2003年11月刊  \1,836(税込)  415P


無念は力    ご購入は、こちらから


児玉隆也という伝説のルポライターの生涯を辿った評伝である。


児玉隆也」という名前を知っている人は少ないと思うので、本書の内容に入る前に、今日は長い前置きを書かせてもらう。

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