2014-01-01から1年間の記事一覧

ツタンカーメン死後の奇妙な物語

著者:ジョー・マーチャント/著 木村博江/訳 出版社:文藝春秋 2014年9月刊 \2,106(税込) 373P ご購入は、こちらから 古代エジプトの歴史遺産は、多くの人を惹きつける魅力をもっている。 スフィンクスやピラミッドなどの遺跡や、かつての王たちが永遠の命…

紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている

副題:再生・日本製紙石巻工場 著者:佐々 涼子 出版社:早川書房 2014年6月刊 \1,620(税込) 267P ご購入は、こちらから 東日本大震災で破壊された製紙工場が、短期間で復旧するまでの過程を追ったドキュメンタリーである。 被災した工場とは、宮城県石巻市…

一冊からもっと学べるエモーショナル・リーディングのすすめ

著者:矢島 雅弘 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014年11月刊 \1,404(税込) 253P ご購入は、こちらから みなさん、こんにちは。 「晴読雨読日記」発行人、ブックレビュアーの浅沼ヒロシです。 あなたは、本を読むのを苦痛に感じることはありませ…

人生相談。

著者:真梨幸子 出版社:講談社 2014年4月刊 \1,620(税込) 364P ご購入は、こちらから “積ん読”が多くなると、山になった本を選んだ理由がわからなくなることがある。 どこかで書評を読んでアマゾンに注文したのか、書店でパラパラとめくって買うことにした…

国家はなぜ衰退するのか 上・下

副題:権力・繁栄・貧困の起源 著者:ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン 鬼澤忍/訳 出版社:早川書房 2013年6月刊 上・下巻とも\2,592(税込) 360P,358P ご購入は、こちらから ご購入は、こちらから 裕福な国と貧しい国で、収入と生活水準に…

癒し屋キリコの約束

著者:森沢 明夫 出版社:幻冬舎 2014年8月刊 \1,620(税込) 387P ご購入は、こちらから 肝っ玉ねえさんが主人公の、心がほっこりする小説である。 プロローグは、背の高い男が階段をあがるシーンからはじまる。 手にミリタリー・ナイフを握っている。 足音を…

これからの時代のリーダー論

副題:今、なぜ部下はあなたに心を開かないのか? 著者:山川 博史 出版社:サンクチュアリ出版 2014年9月刊 \1,404(税込) 191P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただい…

シャバはつらいよ

著者:大野 更紗 出版社:ポプラ社 2014年7月刊 \1,404(税込) 217P ご購入は、こちらから 2011年に出版された大野さんの初めての本『困ってるひと』には驚いた。 難病にかかって困っている様子を書いているのだが、ほかの「闘病記」が発している暗さやしんど…

社長のための世界の朝礼ネタ集

著者:山田真哉/監修 ジャイルズ・ルーリー/著 峯村利哉/訳 出版社:ヒカルランド 2014年9月刊 \1,750(税込) 269P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の…

真実 

副題:新聞が警察に跪いた日 著者:高田 昌幸 出版社:柏書房 2012年3月刊 \2,052(税込) 285P ご購入は、こちらから 表紙の著者名の前に、「元北海道新聞報道本部次長」と肩書きが書いてある。 「元」が示すとおり、著者の高田氏は北海道新聞を定年退職前に…

悟浄出立

著者:万城目 学 出版社:新潮社 2014年7月刊 \1,404(税込) 206P ご購入は、こちらから 中国古典の脇役が、もし主役になったらどうなるか? という趣向で書かれた5遍の短編集である。書名にもなっている第1遍「悟浄出立」では、いつも孫悟空の脇役にまわっ…

ずるいえいご

著者:青木ゆか×ほしのゆみ 出版社:日本経済新聞出版社 2014年7月刊 \1,296(税込) 190P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、…

銀翼のイカロス

著者:池井戸 潤 出版社:ダイヤモンド社 2014年7月刊 \1,620(税込) 373P ご購入は、こちらから 昨年7月からTBS系で放送されたテレビドラマ「半沢直樹」は、9月22日に放送された最終回の視聴率が40%を越え、国民的ヒットとなった。 ピンチに続くピ…

誰にでも、言えなかったことがある

副題:脛に傷持つ生い立ち記 著者:山崎 洋子 出版社:清流出版 2014年6月刊 \1,620(税込) 222P ご購入は、こちらから 小説家には2通りの小説家がいる。 自分の体験をもとにした作品しか書けない小説家と、想像力で作品を書ける小説家の2通りだ――と作家自…

眠りの技法

副題:寝足りないサラリーマン必読 “睡眠満足度”があなたの年収を変える! 著者:山本 恵一 出版社:サンクチュアリ出版 2014年7月刊 \1,404(税込) 235P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが…

タモリさんに学ぶ話がとぎれない雑談の技

著者:難波 義行 出版社:こう書房 2014年3月刊 \1,512(税込) 247P ご購入は、こちらから 1982年にはじまったフジテレビの「笑っていいとも!」が今年3月31日に終了した。 「うわさのチャンネル!!」、「今夜は最高!」以来のタモリファンのはしくれとして、…

社会の抜け道

著者:古市憲寿 國分功一郎/著 速水健朗/構成 出版社:小学館 2013年10月刊 \1,836(税込) 254P ご購入は、こちらから TBSラジオで2ヶ月に1度放送している「文化系トークラジオ Life」という深夜放送がある。 僕は深夜1時からの放送をナマで聞くほど…

いつか産みたいと思うならいま知っておきたい18のこと

副題:仕事をがんばってるあなたへ 著者:浅田義正 出版社:パブラボ 2014年4月刊 \1,296(税込) 205P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが…

校閲ガール

著者:宮木 あや子 出版社:KADOKAWA 2014年3月刊 \1,296(税込) 222P ご購入は、こちらから 僕は本のレビューを書くまえに、気になる個所、感動した個所をパソコンに書き写す(キーボードで打ち込む)作業をしている。 書き写しをはじめた理由は、図…

物を売るバカ

副題:売れない時代の新しい商品の売り方 著者:川上 徹也 出版社:KADOKAWA 2014年5月刊 \864(税込) 207P ご購入は、こちらから 『物を売るバカ』という刺激的なタイトルだが、決して物を売る商売をバカにする本ではない。 ふつうに物(商品)を売っていれ…

お父さんがキモい理由を説明するね

副題:父と娘がガチでトークしました 著者:中山 順司 出版社:泰文堂 2014年5月刊 \1,296(税込) 319P ご購入は、こちらから 40代前半の著者が中学1年生の娘と「ガチでトーク」した内容をまとめた本である。 小学校時代は娘とよく会話をしていた著者の中…

かくて老兵は消えてゆく

著者:佐藤 愛子 出版社:文藝春秋 2013年8月刊 \1,512(税込) 237P ご購入は、こちらから 主婦の友社が出している50代以上の女性向け雑誌「ゆうゆう」の2年分の連載をまとめた本である。 雑誌「ゆうゆう」の長期連載は、これで3回目だそうだ。過去2回、そ…

サバイバル宗教論

著者:佐藤 優 出版社:文藝春秋(文春新書) 2014年2月刊 \864(税込) 270P ご購入は、こちらから ここのところ、佐藤優がマイブームになっている。 佐藤流コミュニケーション術を明かした『人たらしの流儀』と『人に強くなる極意』を読んでフムフムと感心し、…

職業、ブックライター。

副題:毎月1冊10万字書く私の方法 著者:上阪 徹 出版社:講談社 2013年11月刊 \1,620(税込) 229P ご購入は、こちらから 今年に入って、レビューを1本しか書いていない。 よし、ブログ再会するぞ! と決めた最初の1冊は、「毎月10万字書く」と豪語し…

ブログ再開します

前回ブログ更新してから、もうすぐ2ヶ月になります。 こんなに間が空いてしまったのは、年度末の仕事の追い込みと、引っ越しが重なってしまったからです。 ただでさえ、本を読む時間もブックレビューを書く時間も少なくなっていたのに、こなしきれないほど…

「人生成功」の統計学

副題:自己啓発の名著50冊に共通する8つの成功法則 著者:晋一 出版社:ぱる出版 2014年1月刊 \1,470(税込) 175P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の…

流星ひとつ

著者:沢木 耕太郎 出版社:新潮社 2013年10月刊 \1,575(税込) 323P ご購入は、こちらから 1979年秋のある夜、ホテルニューオータニ40階のバー・バルゴーで、ひとつのインタビューがはじまった。 引退を表明したばかりの歌手、藤圭子に、ノンフィクション作…

ATOK2006がWindows 7 で使える

(前回からのつづき) Japanist なしでも、親指シフトキーボードが使えた。 となると、日本語入力ソフトにATOKが使えるかもしれない! ジャストシステム社の直営ショップサイトを覗いてみたら、もうすぐATOK2014が発売されることが分かりました。いますぐ手…

Japanist なしでも、親指シフトキーボードが使える

(前回からのつづき) Windows 7 に移行するときに、いちばん心配だったのが、親指シフトキーボードでATOKが使えるか? ということでした。 パソコンで文章を書くとき、気持ちよくサクサク入力するために、親指シフトキーボードもATOKも欠かせません。ところ…

WindowsXPを、泣く泣くアップグレードすることに

ぼくのパソコンには親指シフトキーボード「MV-KB613」という、ちょっと変わったキーボードがつながっています。WindowsXP で快適に動いていますが、新しいOSで動くかどうか分かりません。 もしWindowsXP パソコンが買えなくなったら困る! と思い、「新品…