Japanist なしでも、親指シフトキーボードが使える


前回からのつづき)


Windows 7 に移行するときに、いちばん心配だったのが、親指シフトキーボードでATOKが使えるか? ということでした。


パソコンで文章を書くとき、気持ちよくサクサク入力するために、親指シフトキーボードもATOKも欠かせません。ところが、ぼくの使っている「MV-KB613」というキーボードの製品ページを覗いてみると、

必須ソフト 「Japanist 2003」アップデートパック

と書いてあるではありませんか。


Japanist 2003 も、ATOKMicrosoft IME と同じく、日本語入力ソフトウェアです。ぼくも会社のパソコンは親指シフトキーボード + Japanist 2003 で使っているので、JapanistMicrosoft IME より使いやすい日本語入力ソフトだなぁ、と思ってはいます。しかし、自宅で ATOK のすばらしさを知ってしまった以上、もう離れるわけにはいきません。


いままでは、親指シフトキーボードもATOKも何の問題もなく WindowsXP 上で使えていたのに、Windows 7 で両方つかうことはできないのか……。


もうWindows 7に乗り換えることは決めたので、ダメもとでやってみることにしました。


まずは、Windows 7用のキーボードドライバを手に入れなくっちゃ。


富士通の日本語入力ソフトウェアJapanistの製品ページを開き、
→ 左メニューの「ダウンロード」をクリック
→ 修正モジュールの下に並んでいる製品名の中から「Japanist バージョン共通」をクリック
→ 展開された項目の中から「OASYSキーボードドライバ Windows7,Vista,XP,2003,2008用 (V5.0.1.0)」をクリック
→表示される「OASYSキーボードドライバ Windows7,Vista,XP,2003,2008用 (V5.0.1.0)」の下の表の「ファイル」項目に書いてある「 ↓ kbdrv_x64x86.exe」をクリックしてドライバをダウンロードしました。


kbdrv_x64x86.exe を実行してできる kbdrv_x64x86 というフォルダの下の Drivers フォルダの下にある Readme.txt に従ってドライバをインストール。ぼくのPCは 32ビット なので、フォルダ x86 の下の「F5DNK611.INF」を選択しました。


ドライバインストール後、指示にしたがってパソコンを再起動したところ……、できた! かなモードで「はときいん」が打てる!
な〜んだ、Japanist なしでも、親指シフトキーボードが使えるじゃないか。


念のため全部のキーを試してみたところ、数字キーが並んでいる最上段で、キーの一部が印字通り入力できないことが分かった。
1から0まで数字が並べられたあと

  −^¥]

と刻印してあるのに、

  −□¥□

と画面に表示される。(上記の□は、何も表示されないことを示す)


「親指左」キー、「親指右」キーと一緒に押したときに表示されるはずの

  ?/〜「」〔〕()『』£

  ?/3「」[]()0−□

と表示される。(上記の□は、何も表示されないことを示す)


でも、肝心のひらがな部分は全く問題ない!


Japanist なしでも、親指シフトキーボードが使えるとなると、日本語入力ソフトにATOKが使えるじゃないか!!


次回につづく