読書日記

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから (前回からのつづき) 浅沼ヒロシの「結論」 「暇と退屈の倫理学」の結論を理解するには、この本をはじめからきちんと読まなければならない、と國分氏は言っていた…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから (前回からのつづき) 第七章 暇と退屈の倫理学 ハイデッガーの退屈論を「批判的に検討」しおわった國分氏は、いよいよ本の題名と同じ「暇と退屈の倫理学」を展開す…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから (前回からのつづき) 第六章 暇と退屈の人間学 ハイデッガーの解決策が納得できない國分氏は、納得できない理由として「ハイデッガーは“人間だけが退屈する”と考え…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから (前回からのつづき) 第五章 暇と退屈の哲学―そもそも退屈とは何か? ぶ厚い本も、やっと半ばに達したところで、國分氏は宣言する。 本書では退屈論の最高峰に挑戦…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから (前回からのつづき) 第三章 暇と退屈の経済史 第三章で國分氏は、退屈と経済の関係について歴史をさかのぼってみる。 かつて「有閑階級」という階級があった。多…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから (前回からのつづき) 第二章 暇と退屈の系譜学 「人間はいつから退屈しているのか?」という副題を持つこの章では、人類学者の西田正規氏が提唱する「定住革命」に…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから (前回からのつづき) 第一章 暇と退屈の原理論(つづき) パスカルは「人間は退屈に耐えられず、熱中できる気晴らしを求める。熱中できる気晴らしは、苦しみを含ん…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから (前回からのつづき) さあ、いよいよ本論だ! と、張りきって読みはじめたぼくは、「あれっ?」と思った。 なんだか、前に読んだ気がするなぁ。 さっそく「暇と退…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:太田出版 2015年3月刊 \1,296(税込) 437P ご購入は、こちらから(前回からのつづき) 序章 「好きなこと」とは何か? 國分氏はイギリスの哲学者バートランド・ラッセ(1872-1970)が『幸福論』で述べていることを次のように紹介し…

暇と退屈の倫理学

少し長い前ふり 多くの人が「充実した幸福な人生を送りたい」と思っている。 もちろん、ぼくも充実した人生をめざしている。そのために、充実した仕事、良好な人間関係、幸福な家庭を築くことにつとめているのはもちろんだが、実はひそかな裏テーマをもって…