WindowsXPを、泣く泣くアップグレードすることに


ぼくのパソコンには親指シフトキーボード「MV-KB613」という、ちょっと変わったキーボードがつながっています。WindowsXP で快適に動いていますが、新しいOSで動くかどうか分かりません。


もしWindowsXP パソコンが買えなくなったら困る! と思い、「新品のWindowsXP パソコンが買える最後のチャンス!」というネット広告に引き寄せられて、思わずポチッと購入申し込みしたのが2012年6月でした。
もうすぐWindows 8 も発売されるというのに、WindowsXP がインストールされた新品のデスクトップパソコンを買ったのです。(これが当時の写真です)


2014年4月にWindowsXP がサポート終了になることは知っていましたが、気にせずパソコンが壊れるまで使い続けようと思っていたのです。
でも、パソコンとして使い続けることはできても、セキュリティ面で不安をかかえたままインターネットに接続するわけにはいきません。カギの壊れたドアのようなもの、と喩えられると、新しいカギをつける=Windowsをアップグレードせざるを得ません。
せっかく買った最新式のWindowsXP(笑)を、泣く泣くアップグレードすることにしました。


4月までにアップグレードするとなると、まとまった時間は、このお正月しかとれません。年末に、移行するデータを外部ディスクにコピーしたり、移行方法を書いたWebページを検索したり、準備をはじめました。
本格的に移行作業をはじめたのが1月2日。とちゅう、にっちもさっちもいかなくなり、あす初出勤という1月6日の深夜にはじめからやり直すというトホホな状態に陥りながら、01月13日の今日、やっと一段落しました。


これから4月にかけて、おなじ苦労をする人がいるかもしれませんので、失敗したところ、うまくいったところを何回かに分けて記録しておきます。
「参考になった」、「おかげでうまく行った」という人がおられましたら、コメントを書いていただけると嬉しいです。


第1回目の今日は、「Windows 転送ツールはお勧めしない」です。


ぼくが参照したのは、Windows XP から Windows 7 へのアップグレードというマイクロソフトのWebページです。


マイクロソフトが書いているのだから信頼していいだろう、と思って、この通り移行作業を実施しました。無料でダウンロードできるWindows 転送ツールを使えば、移行前の各種ファイルをまとめて保存し、移行後のコンピュータにインストールしてくれるのですが、ぼくが使ったときはいろんな問題が発生しました。


Windows 転送ツールを使って WindowsXP Home Edition から Windows 7 Professional に移行したあと、新しい環境にWindows 7 のソフトウェアをインストールしようとすると、スタートアップに登録できなかったり、外部ディスクにファイルを書くたびに権限確認メッセージが表示されたり、何か権限についての設定がうまくいきません。


とうとう、ダウンロードしようとするファイルが正しくダウンロードできない現象が発生するようになり、「ダウンロード 破損」でググッて表示されたこのページに登場するWindows更新プログラムを削除しても、正常にファイルダウンロードできなくなりました。


やむを得ず、Windows 7 の初期状態に戻し、こんどはWindows 転送ツールを使わずにインストール作業を続けたところ、ファイルが正しくダウンロードできない現象が発生せず、新しいソフトウェアをスタートアップに登録できない、という現象が現れなくなりました。


Windows 転送ツールが原因だ! と特定できたわけではありませんが、やはり古いOSの設定を新しいOSに移行させようとすると、レジストリの設定か何かで、おかしな現象が発生するのかもしれません。


移行するファイルは、自分で個別に外部ディスクにバックアップを取り、プログラムはひとつずつ新しいOSにインストールする、というのが安全な移行方法と思います。


(次回につづく)