紹介できなくてゴメン特集

書評家の目黒孝二氏は、これから読もうとしている本を、机の上にならべるそうだ。 読みたい本はどんどん増えるのに、読める量はかぎられているので、新しい本が増えると、机の上からあふれた本を、机の横に置いてある書棚の「これから読む本」コーナーに移動…

「結果」が出る習慣術

副題:行動科学で人生がみるみる変わる! 著者:石田淳 出版社:KADOKAWA(角川マガジンズ) 2013年10月刊 \1,470(税込) 190P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りい…

バースト! 人間行動を支配するパターン

著者:アルバート=ラズロ・バラバシ/著 青木薫/監訳 塩原通緒/訳 出版社:NHK出版 2012年7月刊 \2,940(税込) 41226P ご購入は、こちらから 人間の行動はどれだけ予測できるのか、というつかみどころのない問題に取り組んだ学者が、大量のデータと格闘…

未来企業は共に夢を見る

副題:コア・バリュー経営 著者:石塚しのぶ 出版社:東京図書出版 2013年4月刊 \1,575(税込) 258P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追…

終わりの感覚

著者:ジュリアン・バーンズ/著 土屋政雄/訳 出版社:新潮社 2012年12月刊 \1,785(税込) 188P ご購入は、こちらから 英国作家の書いた中篇小説である。 主人公は穏やかな隠退生活を送る男。 決して裕福な生活は営んでいないが、趣味でドボルザークを聴いた…

怒れるおっさん会議inひみつ基地

著者:田尾和俊×勝谷誠彦 出版社:西日本出版社 2013年6月刊 \1,470(税込) 326P ご購入は、こちらから 讃岐うどん巡りブームの仕掛け人として知られる田尾和俊氏と、日本テレビ朝の情報番組「スッキリ!!」にレギュラーコメンテーターとして出演している勝谷…

シニアシフトの衝撃

副題:超高齢社会をビジネスチャンスに変える方法 著者:村田 裕之 出版社:ダイヤモンド社 2012年11月刊 \1,680(税込) 205P ご購入は、こちらから 帯に、次のような刺激的見出しが並んでいる。 ◆コンビニで、大人のオムツが当たり前に売られる日がやって来…

「仕事を任せる」インバスケット法

著者:鳥原 隆志 出版社:ぱる出版 2013年8月刊 \1,575(税込) 239P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれません。…

あなたのその苦しみには意味がある

著者:諸富 祥彦 出版社:日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) 2013年7月刊 \893(税込) 263P ご購入は、こちらから ちょうど1年前、社内人事異動で職場が変わった。 それまでは、家族と晩ご飯を食べられる時間に帰れたのだが、新しい職場では、毎日…

「キャリア未来地図」の描き方

副題:ライスワークとライフワークの2軸で考える新しい働き方 著者:原尻淳一 千葉智之 出版社:ダイヤモンド社 2013年1月刊 \1,575(税込) 269P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっか…

コリーニ事件

著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ/著 酒寄進一/訳 出版社:東京創元社 2013年4月刊 \1,680(税込) 203P ご購入は、こちらから 2011年にドイツで出版され、ドイツ社会に波紋を投げかけた小説である。 ブランデンブルク門の近くにある高級ホテルの…

超図解 知っておくと恥をかかない初対面の常識

著者:sanctuary book 出版社:サンクチュアリ出版 2013年3月刊 \1,418(税込) 235P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビュ…

ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた

著者:青山 通 出版社:アルテスパブリッシング 2013年4月刊 \1,680(税込) 1908P ご購入は、こちらから 「ウルトラセブン」というのは、1967年(昭和42年)10月から翌年9月までTBS系列で放送された子ども向け番組である。 当時7歳だった著者の青山氏は、…

覚悟の磨き方 超訳吉田松陰

著者:池田 貴将/編訳 出版社:サンクチュアリ出版 2013年6月刊 \1,575(税込) 245P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビ…

中学受験に失敗しない

著者:高濱 正伸 出版社:PHP研究所(PHP新書) 2013年5月刊 \798(税込) 211P ご購入は、こちらから 年間300冊の本を読む読書家であり、『ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法』の著者であるひげうさぎ先生が、『私立小学校お受験を幸福…

30代からの人生戦略は「図」で考える!

著者:久恒 啓一 出版社:PHPエディターズ・グループ 2012年12月刊 \1,470(税込) 254P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、…

本のチカラ

著者:美崎栄一郎編著 「希望の本棚」プロジェクト 出版社:日本経済新聞出版社 2013年3月刊 \1,575(税込) 237P ご購入は、こちらから 本にはチカラがある。人を元気にするチカラがある、という分かりやすい主題で書かれた本を今日は取り上げる。 この本の発…

常識を疑うことから始めよう 嵐の時代を生き抜くヒント

著者:ひすいこたろう 石井しおり 出版社:サンクチュアリ出版 2013年4月刊 \1,260(税込) 198P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつ…

冷血 〈上・下〉

書名:冷血 上 著者:高村 薫 出版社:毎日新聞社 2012年11月刊 \1,680(税込) 310P ご購入は、こちらから書名:冷血 下 著者:高村 薫 出版社:毎日新聞社 2012年11月刊 \1,680(税込) 289P ご購入は、こちらから この本を読んでいた4月半ばのこと。 駅から…

戦略思考が身につく戦国武将のインバスケット

副題:もし、滅亡寸前の戦国領主をまかされたら 著者:鳥原 隆志 出版社:PHPエディターズ・グループ 2012年8月刊 \1,575(税込) 334P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送り…

少年たちの記憶 中国からの引揚げ

著者:中国引揚げ漫画家の会/編 出版社:ミナトレナトス 2002年6月刊 \8,400(税込) 213P ご購入は、こちらから 今日は、我が家の本棚で一番高額な本を取りあげる。 この本を買ったのは、もう10年以上前のこと。 日本テレビ朝の情報番組「ズームイン」で、中…

5月3日 石黒謙吾さん講演会のお知らせ

今から3年前、石黒謙吾さんの『キャンバスに蘇るシベリアの命』のレビューを書きました。 ベストセラー『盲導犬クイールの一生』の著者である石黒さんが、 「こんな惨劇が、戦争が、人間同士の殺し合いが、二度と起こってはいけない」 との思いをこめて、シ…

とりあたまJAPAN 日はまた昇る!編

著者:西原理恵子・佐藤優 出版社:新潮社 2012年3月刊 \1,155(税込) 141P ご購入は、こちらから 何を言っても3歩で忘れてしまう、と自称する西原理恵子と、お堅い本ばかり書いてきた元外交官の佐藤優がコンビを組んで「週刊新潮」に連載を書いた。 同じテ…

ともに戦える「仲間」のつくり方

著者:南 壮一郎 出版社:ダイヤモンド社 2013年3月刊 \1,575(税込) 275P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれ…

キャパの十字架(その10)

(承前) いくら有名とはいえ、もう75年も前に撮影された写真である。撮影場所が特定できるかどうかも分からないのに、沢木はともかく現地へ飛んだ。まず、この写真について研究してきた先達たちを訪ねて話を訊いたあと、撮影地とおぼしき場所へ足を運び、当…

キャパの十字架(その9)

(承前) キャパの自伝を翻訳したあと、「崩れ落ちる兵士」の真贋問題が気にかかっていた沢木は、いつか実際にスペインへ行って取材をしたい、と思いつづけていた。だが、オリンピックやサッカーワールドカップの取材でヨーロッパへ行く機会はあっても、取材…

キャパの十字架(その8)

(承前) 以上、長々とキャパと沢木耕太郎についての前置きを書かせてもらった。 いよいよ、本書の紹介をはじめることにする。

キャパの十字架(その7)

(承前) 1986年、沢木はキャパの伝記翻訳の依頼を受ける。 自分の英語力に自信はなかったが、日本の誰よりも先にキャパの伝記を読んでみたくて引き受けた。同時にキャパの初の決定版写真集の翻訳もまかされ、キャパの写真を細密に見ながら翻訳をすすめた。

キャパの十字架(その6)

(承前) キャパと僕の“付きあい”、沢木耕太郎と僕の“付きあい”について、前置きが長くなってしまったが、もうひとつ、キャパと沢木耕太郎の“付きあい”についても述べておこう。

キャパの十字架(その5)

(承前) 学生時代の読書が小説中心だった反動なのか、社会人になってからはノンフィクションに手をのばすことが多くなった。 柳田邦男や立花隆などの売れっ子だけでなく、知る人ぞ知る鎌田慧や竹中労の作品も読んでみた。知られていない事実を掘りおこしま…