HONZの公開朝回に行ってきました!

選本の参考にするため愛読しているネット書評の一つに、ノンフィクション系の「HONZ」という書評サイトがあります。


マイクロソフト(日本法人)社長で『大人げない大人になれ』『本は同時に10冊読め!』の著者である成毛眞さんが「HONZ」の代表で、書評家の東えりかさんが副代表を務めています。


メンバーが毎日交代で「厳選された」1冊の書評を書いていて、月に一度、互いにおすすめの新刊本を紹介する朝会を行っています。「この日のために、それぞれのメンバーが書店とウェブを徘徊しまくってとびきり面白い新刊本を入手し、披露します」という熱のこもった朝会なので、一度、見学したいと思っていたところ……、




8月8日、HONZ「公開朝会」を開催します。


というエントリを発見!


「事前のご連絡は必要ありません」とのことなので、朝4時起きして下北沢へ遠出してきました。会場は、先月、居酒屋2階にオープンしたばかりのこじんまりとした書店、「これからの街の本屋」を目指す、という B&B です。


オススメの本を紹介しあう、というと、楽しい集まりのように思いますが、「HONZ」では和気あいあいとしていられない事情があります。
それは、前の人が紹介してしまった本は、自分の順番がきても取りあげてはいけないこと。
メンバーは月に3回書評を担当するサイクルですので、他の人が取りあげない本を、ここで「私が書評する!」と宣言しておかないと、あとで苦しくなるのです。


「朝7時です。よほどの物好き、本好きしか来ない、というか、まあ誰も来ないんじゃないか、と思っておりますが」と告知文に書いてありましたが、朝会の熾烈なバトルを見てみたい! という人が約20名来ていて、小さなライブハウスのような雰囲気になっていました。


遠隔地2箇所とスカイプ?で接続しながら、全員、3冊ずつ「厳選」本を紹介。1巡したあと、こんどは逆順でその他のオススメ本を紹介する、というシンプルな進行です。ときどき、「カブった〜」という声があがったり、代表の成毛さんから「その本読んだ。面白くなかった」という見も蓋もないコメントが出たり。確かに、和気あいあいとは言い切れない緊張感をはらんでいますが、「ほぉ〜〜」、「そう来たか〜」というメンバーの興奮が、ギャラリーにも伝わってきました。


どんな本がオススメだったかここで紹介したい気もしますが、この日の取りあげられた本は、東副代表が記事にアップしますので、事前公開はやめておきます。
もう少ししたら「HONZ」の「今月読む本」に載るはずですので、興味のある方はそちらをご覧ください。


いや〜〜、楽しかった!! と興奮冷めやらず、その足で横浜駅ルミネビルの有隣堂へ向かいました。


最近、通勤が短くなって読書量が減ったせいか、どの本を見ても触手が伸びなかったのですが、いい刺激をうけたおかげで、いろんな本が「面白いよ〜」と誘いをかけてきます。
つい1時間前にメモったばかりの書名一覧を見ながら、現物を確認。ちょっと高額な5冊を図書館にリクエストすることにして(笑)、新書2冊を購入しました。


そのほか、いつもは「こんなに読みきれない」と諦めてしまうのに、次の5冊を購入しました。今月、来月の読書ノートに登場するかもしれません。


さもしい人間―正義をさがす哲学 (新潮新書)    伊藤恭彦著『さもしい人間  正義をさがす哲学』


常識にとらわれない100の講義    森博嗣著『常識にとらわれない100の講義』


インバウンド    阿川大樹著『インバウンド』


清須会議    三谷幸喜著『清須会議』


100の仕事も同時に回る ダブルブッキング時間術 (ソフトバンク新書)    おちまさと著『100の仕事も同時に回る-ダブルブッキング時間術』