あの「読書のすすめ」に行ってきました。


5月1日の読書ノートで取り上げた『繁盛したければ、一等地を借りるな!』著者の清水さんに会いに、清水さんのお店「読書のすすめ」に行ってきました。


自称“三等地”にある清水さんのお店は、東京のはずれ江戸川区篠崎一丁目にあります。
都営新宿線篠崎駅から地図を頼りに約5分。マンション1階のお店を探しあて、お店に一歩足を踏み入れると……、入口左のレジ前にいた3人の店員さんがいっせいにこちらを向き、「いらっしゃいませ!」と声をあげました。


「居酒屋かよ!」とツッコミたくなるような元気さです。


続けて、「お荷物、こちらにお預かりしましょうか」と、やはり本屋で言われたことのない問いかけをされ、思わず「い、いえ、けっこうです」とカバンを引き寄せました(笑)。


コンビニくらいの店内は、本屋さんとは思えないほど棚が少なく、ポッドキャスト番組『新刊ラジオ』で聞いたとおり、確かにポン酢も置いてあります。これじゃ、売る本が少なくなるんじゃないのかな〜、と余計な心配をしてしまうほどです。そういえば、この本屋さんのホームページ(→こちら)の「全商品」をクリックすると「1388点」と表示してありました。本当に本の種類少ないんだ!


店内には、お客さんが3、4人いて、店員さんと親しげに会話を交わしています。聞くともなしに聞いていると、滋賀県から来たお客さんで、店長の清水さんが設立したNPO法人「読書普及協会」の会員ということが分かりました。全国からお客さんがやってくる、というのは本当なんだ!


『繁盛したければ、一等地を借りるな!』にも載っていた不思議なPOPを見ながら、少ない棚をじっくり見せてもらいました。ベストセラーは置いていません。むしろ、この店にしか置いてない、とPOPに書いてあったり、この本が最後の1冊、という本が目につきます。店長オススメ! という本しか置かない姿勢がすぐに伝わってきました。


なぜか、流通していないはずの、100冊倶楽部『100人100冊100%』も1冊だけ置いてありました。これこそ、正真正銘、最後の一冊かもしれません。


「これが、あの清水店長の本屋さんか〜……」


すっかり堪能したあと、『繁盛したければ、一等地を借りるな!』と、清水さんの新刊『本調子II プロは逆境でこそ笑う』をレジに持っていきました。


残念ながら名物店長さんは不在のようです。
会計を済ませ、帰ろうとしたとき、なんと! 店長が外出先から帰ってきました。


「店長!」と声をかけ、さっそく、今買ったばかりの『繁盛したければ、一等地を借りるな!』にサインしてもらいました。



「ちゃん」かよ! (笑)


清水さんに、「ブックレビュアー 浅沼ヒロシ」の名刺をお渡しし、私の著書『泣いて笑ってホッとして…』も差し上げてきました。


清水さん、気に入ってくれるかなぁ……。