ブックフェアに行ってきました


橘川幸夫さんのオン・ブックがブックフェアに出展しているというので、「第14回 東京国際ブックフェア」を見に東京ビックサイトまで行ってきました。
今年は7月5日(木)〜7月8日(日)までの開催で、一般公開日は7日と8日だけ。私も一般人ですが、一応、書評本の著者ですので、ギョウーカイ人として入れてもらいました。入場料1,200円を払わずに、どうやって入れてもらったかは、ナイショ(笑)。


私が東京ビックサイトで見る展示会といえば、コンピュータ絡みのものが多いのですが、同じ会場を使っていても、業界が違うと雰囲気が全然違いますね。
派手な照明や大音響スピーカーで特設舞台に客を呼び込むスタイルはほとんど無く、ひたすら説明員が来客を待ち受けています。女性デモンストレーターがへそ出しコスチュームでグッズと配るなんていう風景は、全くみかけませんでした。


会場へ入ると、さっそく学研、講談社集英社の大手出版社のブースがあります。
まずは、オン・ブックのブースを地図で探して、奥へ奥へ。ありました、ありました。ユネスコアジア文化センターの向かいです。
最初は出版点数が少なかったオンブックも、どんどん新刊が出るようになって、こうしてズラーっとならべると壮観ですねえ。


今日ブックフェアを訪れた目的のひとつは、私の『泣いて 笑って ホッとして…』に橘川さんのサインをもらうことです。この本には70冊の書評を載せていますので、できれば取り上げた本の著者全員にサインしてもらいたいと考えています。
橘川さんの本は取りあげていませんが、「はじめに」に橘川さんのリアル・テキスト塾のことを書いたので、まず橘川さんにサインをお願いしました。
「あいよ」と快く書いていただき、ちょっと雑談してオン・ブックのブースを後にしました。


せっかくなので、他の出版社の展示や、デジタルパブリッシングフェアのコーナーを覗いてみます。
アルファシステムズのブースで「電子かたりべ」という面白いサービスを見つけました。青空文庫などのテキストファイルを読み上げてくれるソフトウェアを実演しています。騒がしい会場で聞いたのですが、まあまあ自然な読み上げに聞こえました。音声ファイルを出力できるようなので、このソフトで出力したファイルをipodで聞くこともできます。
青空文庫4000タイトルも入ったお試し版CD−ROMをもらってきましたので、こんど試してみようと思います。


リラックスして本に親しんでもらおうという試みでしょうか。新潮社など、ところどころのブースでワインもサービスしています。
結局、一冊も買わずに帰ってきましたが、なかなか貴重な体験でした。