ブログのネタが尽きたときは


先週、毎日続けてブログを更新できました。
毎日更新すると、やはりアクセスも増えるもので、「よ〜し、よ〜し。今週も毎日続けるぞ!」という気になります。


でも、書評中心のブログなのに、私の読書ペースはまだ1日1冊まで達していません。おまけに、いつも5冊〜10冊は新しい本が図書館に届くのに、今週は1冊だけでした。
これはピ〜ンチー!


じゃ、なんか身辺ネタでも……と考えていた時に、最近読みはじめた「ほぼ日」(ほぼ日刊糸井新聞)糸井重里エッセイ「今日のダーリン」6月12日号を読みました。
そして、「やっぱり、ネタが無いときは無理して書かない」と決めました。


なぜ私がそう思ったのか。その理由は糸井さんのエッセイを読めば分かるのですが、「今日のダーリン」のバックナンバーは非公開のようです。明日になって新しいエッセイが書かれると、6月12日号が見られなくなりますので、「今日のダーリン」に何が起きたかを私なりに要約しておきます。


糸井さんは前の日のエッセイで「携帯の電源をお切り下さい、という車内放送がおざなりじゅないか」という内容の意見を書きました。
その中で、携帯電話のペースメーカーへの影響を軽視しているような表現があり、おまけに、自分は飛行機に乗るときに携帯電話の電源を切らない、という趣旨のことを言ってしまいました。(これは表現の行きがかりで書いてしまったもので、同乗者に聞くと「いつも切っている」とのこと。翌日訂正されています)


“炎上”というほどではないのでしょうが、多数の反響のメールが送られてきて、糸井さんは6月12日号に反省の弁を載せています。
糸井さんが書きたかったのは、「ちゃんと知らせる」ことと「とにかく言っておく」ことは違う、ということでした。
しかし、熟慮せずに書きだしてしまったので、糸井さん自身が自分の意図を「ちゃんと伝える」ことができませんでした。
糸井さんは、次のように記しています。

  書くことを思いつかない日には、
  書けることだけを書けばいい、というのが原則でしたが、
  それが守れなかったのが、いけませんでした。


糸井さんは、寄せられた98通のメールを全て掲載しています。
筆が走ってしまったことはともかく、迅速で誠実な対応にプロの心意気を感じました。