福島正伸さんのセミナーに出席してきました。


昨夜、『メンタリング・マネジメント』著者の福島正伸さんのセミナーに出席してきました。

主催者は……


今回のセミナーの主催者は、キャリッジウェイ・コンサルティングという会社の代表で、創造型リーダー育成コンサルタントという新しい分野のコンサルタントを標榜するターレス今井さんです。今井さんの発行する「ビジネスブレーンストーミング」は、ニュースをネタに新しい事業への応用案を読者とともに考える、というメールマガジンで、私も会社の昼休みに愛読しています。


今井さんは、サラリーマンだった6年前(だったかな?)に福島さんのセミナーに参加して感激し、その後現在の人材育成事業を初めてしばらくして、なんとか講演をお願いしたいと思うようになったそうです。福島さんは、50歳を過ぎるまでは、現場中心で仕事をしたい、と固辞していましたが、今井さんの熱意で口説き落としたのだそうです。

福島さんの講演会はこれで2度目


以前にこのブログで書いたように、松山真之助さんの主催するジェイ・カレッジ、昨年年7月にも講演を聴かせていただきました。その時のインパクトが忘れられず、今回も参加させていただきました。

福島さんのお話は


以前、福島さんの『メンタリング・マネジメント』を読んだとき、本を読んでいるだけなのに「自分を変えることができる」なんてすごいことができそうな気になりました。なんだか不思議な高揚感を覚えたことがあります。(2005年5月31日のブログ参照)
福島さんは講演も不思議です。
聴講しているだけで、だんだん元気が湧いてきて、自分にも無限の可能性があるような気がしてくる。ようし! やるぞ、やるぞ! と、何をやるんだか決めてもいないのに、ともかく元気になってしまう。きっと福島さんの気迫がこちらにも浸透してくるのでしょう。


気迫という「気」の世界は、直接対面することによってしか伝わらないものなので、私が文字で表現しようとしても無理でしょう。
ここでは、特に印象に残った、しばらく焼き付いて離れないと思われる福島さんの言葉を短く紹介します。

● 事業には、成功と成功の過程しかない。失敗はない。
● 失敗したように見えるのはやめてしまったからだ。
● やり方は無限にある。無限に出てくる。その中から自分らしいやり方を
  選べばよい。
● メンターは支援する人である。管理する人ではない。
● 言ったとおりやらせるのは管理である。支援ではない。
● 過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。
● たとえ体はシンドイことがあっても、コンサル相手の前では常に積極的
  な姿勢をくずさない。
● こちらの心が挫けてしまうと、相手は敏感に察する。信頼関係が崩れる。
● 何を言っても聞いてくれる信頼関係さえ構築できれば、絶対に相手の問題
  は解決する。


「ボクは一生涯今日の受講者の相談に乗ります」と宣言した福島さんは、次の言葉で講演を結びました。


  究極の存在価値は、そばに居ることです。