カーナビを過信してはいけません


私の家の近所に高架橋があり、その高架橋の下を平行して走っている細いわき道があります。
先日、このわき道の先に車を止めて携帯電話をしている青年を見かけました。車の下を覗き込みながら困った様子をしているので、「どうかしましたか」と話かけてみると、車が脱輪してしまったとのこと。
カーナビの指示通り走ったつもりが、高架橋の上を走るところを間違えて下の道に入ってしまったのです。
「だんだん道が細くり、舗装も無くなって農道みたいな道になったので、何だか変だなぁ、と思っていたのですが……」


事情は分かりましたが、完全に脱輪していて、人力で元に戻すのは無理のようです。電話の向こうのJAFの人に場所を教えてあげるしか力になれませんでした。
カーナビは数十メートルの誤差があるそうですから、やっぱり過信してはいけないようですね。


以前、カーナビが付いたレンタカーに乗ったとき、運転中ずーっとカーナビに気をとられてドライブしてしまったことがあります。風景を楽しむ余裕もなく、道路を走っていたんだか、カーナビの中の道を走っていたんだか分らないくらいでした。メカは好きなほうですが、カーナビだけは止めておこう、と決意したことを思い出しました。


最後まで見届けませんでしたが、あの青年は、無事帰りついたかなぁ。