ざんねんないきもの事典


副題:おもしろい!進化のふしぎ
著者:今泉忠明/監修 下間文恵/絵 徳永明子/絵 かわむらふゆみ/絵  出版社:高橋書店  2016年5月刊  \972(税込)  175P


おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典    ご購入は、こちらから


これまで地球上にあらわれた生き物のうち、99.9%は滅んでしまった。


かつて地球に君臨していた恐竜も、宇宙からやってきた巨大ないん石のせいで地球の気温が冷えてしまい、絶滅してしまった。
どんなに強そうな生き物でも、環境が変われば生きていけない。


環境に合わせてうまく進化していけばいいのだが、地球がどう変わっていくのか誰もはっきりわからない。だから、進化に正解はない。


地球上には、ものすごく不便そうな体や、たいへんそうな生き方、何の役にたつの? と言いたくなるような能力を持った生き物がたくさんいる。


だが、人間から見れば「ざんねん」な感じがする生き物も、環境の移り変わりをすり抜けて生き残ってきた「運のいい」生物たちなのだ。

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「決め方」の経済学


副題:「みんなの意見のまとめ方」を科学する
著者:坂井 豊貴  出版社:ダイヤモンド社  2016年6月刊  \1,728(税込)  222P


「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する    ご購入は、こちらから


みんなの意見を正しくまとめるにはどうしたら良いか? という疑問を科学的に解きあかす内容である。


7月はじめに読みおわって、これは面白い! と思ったのだが、参議院選挙と都知事選挙の直前だったので、選挙に関する話題をブログに載せないことにした。


2つの選挙も終わり、ぼくのブログが選挙結果に影響を与えてしまう心配もなくなったので(笑)、今日はこの刺激的な本を取りあげる。

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未来化する社会


副題:世界72億人のパラダイムシフトが始まった
著者:アレック・ロス 依田光江/訳  出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン  2016年4月刊  \1,944(税込)  37531P


未来化する社会 世界72億人のパラダイムシフトが始まった (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)    ご購入は、こちらから


出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれません。
せめて、書名と内容の概略を紹介させていただきます。

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魂の退社


副題:会社を辞めるということ。
著者:稲垣えみ子  出版社:東洋経済新報社  2016年6月刊  \1,512(税込)  211P


魂の退社    ご購入は、こちらから


書名:アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと
著者:稲垣 えみ子  出版社:朝日新聞出版  2016年6月刊  \1,404(税込)  188P


アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。    ご購入は、こちらから


一人の著者が「退職」「退社」という題名のつく本を同時発売し、話題になっている。


著者の稲垣えみ子氏は、ことし1月に退社したばかりの「元」朝日新聞記者。
マスコミ関係者でテレビに何回か出たことはあるものの、決して人気に押されてフリーになったわけではない。
将来の見通しも何もない。本人も

50歳、夫なし、子なし、そして無職。まさに文字通り『糸の切れたタコ』だ。

と書いているとおり、ともかく区切りよく50歳で会社を辞めてしまったのだ。


退職するに至った理由はいろいろあるけれども、朝日新聞社とケンカしたり、会社に砂をかけて飛び出したわけではない。その証拠に『アフロ記者が……』は朝日新聞出版が発行しているし、『アフロ記者が……』の著者プロフィールで『魂の退社』を紹介している。


なので、退社した人が元の会社の内実をあばきたてる「暴露本」を期待する人は読まない方がいい(笑)

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47原則


副題:世界で一番仕事ができる人たちはどこで差をつけているのか?
著者:服部 周作  出版社:ダイヤモンド社  2016年7月刊  \1,620(税込)  286P


47原則―――世界で一番仕事ができる人たちはどこで差をつけているのか?    ご購入は、こちらから


出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれません。
せめて、書名と内容の概略を紹介させていただきます。

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佐藤優さん、神は本当に存在するのですか?


副題:宗教と科学のガチンコ対談
著者:竹内久美子 佐藤優  出版社:文藝春秋  2016年3月刊  \1,620(税込)  255P


佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談    ご購入は、こちらから


キリスト教信者であることを公言している作家の佐藤優氏と、動物行動学を学び遺伝子や生物について多くの著書を書いている竹内久美子氏の対談本である。


対談のテーマは「宗教と科学」。


表紙にも「佐藤優さん、神は本当に存在するのですか?」と大きく書かれているとおり、竹内氏が「神さまなんていない」とケンカをふっかけ、佐藤氏が「いやいや、天国はあるのです」と応戦しながら対話がすすんでいく。

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ハンニバル戦争


著者:佐藤 賢一  出版社:中央公論新社  2016年1月刊  \1,998(税込)  412P


ハンニバル戦争    ご購入は、こちらから


紀元前3世紀にローマとカルタゴの間で戦われた第二次ポエニ戦争を舞台に、ローマの将軍スキピオの活躍を描いた歴史小説である。

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