未来化する社会


副題:世界72億人のパラダイムシフトが始まった
著者:アレック・ロス 依田光江/訳  出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン  2016年4月刊  \1,944(税込)  37531P


未来化する社会 世界72億人のパラダイムシフトが始まった (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)    ご購入は、こちらから


出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれません。
せめて、書名と内容の概略を紹介させていただきます。

本書の内容(アマゾンの内容紹介より)


エリック・シュミット絶賛!
ヒラリー・クリントンの元参謀として世界80万キロを行脚した未来学者がロボット、暗号通貨、ゲノム…6つの産業がもたらす「これからの経済」を徹底予測。


近い将来、下半身麻痺をわずらう人がロボットスーツを着て歩けるようになったり、ある種のガンだけを溶かす特効薬が登場したりするだろう。次に来る波は、それまで未開拓だった経済分野を取りこんで、経済の主流に据える。それが落ち着くまでのあいだ、先進諸国の中流層は翻弄される。この本にはこれからの経済について書く。イノベーショングローバル化の次の波が、国と社会とわれわれ自身にどう影響するのかを知りたい人にぜひ読んでほしい。「はじめに」より


◎“激動の時代、アレック・ロスはこの先に何が起こるかを鮮やかに見通してくれる"――エリック・シュミット(元Google CEO)


◎“経済、政治、社会の未来を知りたいなら、ロスの見識は最良の手引きとなるだろう"――リード・ホフマン(LinkedIn創業者)


◎“まるでTEDカンファレンスの会場で最も賢い講演者が隣から語りかけているようだ"――《フォーブス》誌

目次


[はじめに]


[1. ロボットがやってくる]

  • ロボティクス界の「ビッグ5」
  • 人口知能(AI)のシンギュラリティ
  • 運転手のいらない車
  • 手術するロボット
  • ロボットがもたらす雇用の変化


[2. ゲノムの未来]

  • ゲノミクス――ガンを溶かす時代
  • 脳をハッキングする
  • 遺伝子診断のダークサイド
  • 豚の肺とマンモス
  • ゲノミクス先進国
  • 医療の平等化――富裕層から辺境の地まで
  • ライフサイエンスは生まれ変わる


[3. 通貨・市場・信用のコード化]


[4. コード戦争(ウォー)時代]

  • サイバー攻撃の種類
  • 陸・海・空・宇宙・サイバー空間
  • IoT(モノのインターネット)の脆弱性
  • 諜報活動の裏で――スパイの憂い
  • ロシアはボットと軍靴(ブーツ)で侵略する
  • 冷戦(コールドウオー)からコード戦争(コードウオー)へ
  • 巨大化するサイバーセキュリティ産業


[5. 情報化時代の原材料――データ]


[6. 未来の市場の地勢]


[終わりに この世で最もだいじな仕事]


謝辞
[巻末]原注

著者


■アレック・ロス Alec Ross
1971年ウェストバージニア州生まれ。2008年の大統領選オバマ陣営でテクノロジー・メディア政策を担当。第1期オバマ政権において、国務省(長官はヒラリー・クリントン)の上級顧問を務め、外交政策イノベーションの専門家として活躍する。《Foreign Policy Magazine》が選ぶ「世界の頭脳TOP100」に選出、オックスフォード大学のインターネット&ソサエティ・アワード受賞。現在はジョンズ・ホプキンス大学の客員研究員。


■依田光江
お茶の水女子大学卒。外資系IT企業勤務を経て翻訳家の道へ。