東北関東大震災から5日たちました。
津波等でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。
また、被災地で避難生活を送っている皆さまにお見舞い申し上げます。
とても書評を書く状態ではありませんが、インターネットのおかげで少しずつ元気になってきましたので、少しだけ僕の現状報告をさせていただきます。
僕も激しい揺れを体験しました
地震発生時、僕は神奈川県内の職場で会議をしていました。僕のオフィスは6階立てビルの4階なのですが、とても公式発表の震度(震度4 or 5)とは思えないほど激しく揺れました。
机の下にもぐっていても大きく揺さぶられ、鉄筋が何かにぶつかる「コーン、コーン、コーン」という音を聞いたときには、「このビル、崩れる!」と恐怖が走りました。
人生が走馬灯のように走ることはありませんでしたが、「あぁ、もう家族に会えないで死んでしまうのかな」と、一瞬ですが死を覚悟しました。
幸い、揺れがいったん収まりましたので、エレベータ横の階段を駆け下りて外へ出ることができました。全員退避終わったころに、2度め、3度めの大きな揺れが起こり、目の前で今でてきたばかりのビルがユッサユッサと揺れはじめたときには、「崩れる! みんな下がれ!」と叫んだ人もいたほどです。
その日はビルに入らずに帰宅しましたので、翌12日(土)にカバンとコートを取りに会社へ行ってみたところ、ビル入り口には
「安全点検中のため3階以上への立ち入りを禁止する。
立ち入りを希望する者は向かいのビルの地震対策本部まで」
という張り紙がしてありました。
地震対策本部で「荷物を取りに4階へ行きたい」と申し出、許可をもらってビルに入りました。
エレベータ横の階段を歩いて上がったのですが、壁のパネルの境目のペンキが剥がれて階段に落ちていました。4階は特に乱れた様子がありませんでしたが、あとで聞いた話では、6階ではキャビネットのファイル類が落下し、床に散乱したそうです。
あらためて建物を見ると、エレベータ、階段、トイレのある南北方向には窓があまりありませんが、東西方向のオフィスエリアはガラス窓ばかり。斜交いがひとつもありませんので、横揺れに弱い構造になっているようです。
「揺れても、震度○までは大丈夫」という設計になっているのかもしれませんが、一瞬でも死を覚悟した小心者としては心配になりました。
月曜日は休業でしたが、15日から通常どおり出勤しています。
何事もなかったように4階でパソコンに向かって仕事してきましたが、少しでも揺れたら、きっとあの恐怖がよみがえるのかもしれません。
「閉店」と張り紙したガソリンスタントにも長蛇の車列がならび、スーパーへ買い物に行けば、棚がカラッポという状態。
東北地方の被災地に比べれば何の不自由もないはずですが、やはり心理的パニックでいつもより余分な買い物に走っている人が多いようで、それが物資不足を招くかもしれません。
でも、少しずつ落ちついていくと個人的には楽観しています。
以下、ネットで見つけた元気の出るサイト情報です。
お役立ち情報
■ 東京電力の計画停電を分りやすい図にしたニュースサイトを見つけました。(⇒ こちら)
■ 首都圏の電車運行状況twitterリアルタイム表示サイト(⇒ JRはこちら と 地下鉄はこちら)
教えてくれたのは、このツイッターです。
■ グーグルと本田、自動車・通行実績情報マップを提供 (⇒ こちら)
ちょっといい話
■ こんな時だからこそ若者に明日に向きあう意欲を持って欲しい(⇒ こちら)