映画『県庁の星』を見てきました


3月1日のブログで『県庁の星』を取り上げました。その後、なかなか映画館に行く時間がありませんでしたが、やっと今日、見ることができました。


メインストーリーは、本と一緒です。
エリート意識の強い県庁からの研修生と、裏店長と呼ばれるパート女性が協力し、さえないスーパーマーケットの経営危機を克服する、という分かりやすい物語です。


映画のみどころは、織田裕二柴咲コウが今までに演じたことのないタイプの主人公をどのように演じるか、ということだ。と、テレビで解説していました。
確かに、『躍る大捜査線』で演じていたナイスガイと違い、出世しか考えていない“県庁さん”はものすごくイヤなやつです。また、思うようにならない日常にドップリつかって無気力になっているパート女性には、魅力も輝きもありません。


ビッグプロジェクトから外されるという(原作にはない)挫折を経て、“県庁さん”はだんだんいい人に変わっていきます。パート女性も店の再建に情熱を燃やすようになりました。
いちおう「めでたし、めでたし」ですが、ちょっと残念だったのは、見終わったあとの爽快感がいま一歩だったことです。
イヤなやつからあまりドラスティックに変わってしまわないように気をつけすぎたのでしょうか。最後の場面まで抑えた演技をしなくてもいいと思うのですが……。


ところで、今回はじめて、シネコンシネマコンプレックス)で映画を見るという経験をしました。
人気のある映画は上映場所や回数を増やして、効率的な上映ができる。その代わり、人気のない映画は早めに打ち切られることもある。というのがシネコンの特徴だそうですね。
1階の窓口に前売り券を渡して座席指定を受け、指定された階の指定された上映場に入ります。混んでいなければ、前売り券と別な映画を見ても分からないだろうなぁ、と、変なこと考えながら中に入りました。
ふーん。こうなってるんだー。