ごはんは喉ごし!

10年くらい前、椎名誠に熱中していたことがありました。
夏の長期休暇になると、「夏だ! 湘南の海をセイハするのだ!」などとシイナ風のスローガンを決め、自転車で海岸通りを走って喜んでみたり、どんぶりメシをシイナ風に“ワシワシ”と食べながら「ビールとごはんは喉ごしを味わうのが最高!」と言っていました。
でも、椎名さんのように世界中を探検してまわるような体力を維持するのはむずかしく、最近は体重を気にして“ゆっくり噛んで食べる”ことを心がけるようになりました。


そんな健康的な生活を続けていると、無性に「ワシワシ食い」が懐かしくなることがあります。
そうなんです。きのう、やっちゃいました。
仕事の都合でお昼に食事できず、やっと休憩できたのが2時すぎ。ちょうど空腹感がピークになっていましたので、ふだんは食べないようにしている丼もの(キムチ丼)を注文しました。
いつもは一口ずつ良く噛んで飲み込んでから次の食べものを口に運ぶようにしていますが、この時ばかりは前の一口を飲み込む前に箸が動きます。口の中が渋滞して喉がつまりそうになりますが、これぞ“ワシワシ”の醍醐味。喉ごしで味わうごはんは最高!


いや〜、たまには不健康も気持ちいいです。久しぶりにいい思いさせてもらいました。