女ノマド、一人砂漠に生きる


著者:常見 藤代  出版社:集英社集英社新書)  2012年12月刊  \798(税込)  254P


女ノマド、一人砂漠に生きる (集英社新書) ご購入は、こちらから


出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれません。
せめて、書名と内容の概略を紹介させていただきます。

本書の内容(アマゾンの内容紹介より)


夫や子どもたちと離れ、たったひとりでラクダを連れてエジプトの砂漠で暮らす女遊牧民サイーダ。著者は、彼女と遊牧生活をともにするなかで、これまで自身で思い描いていた、素朴で自由な“ノマド"像とのギャップに困惑しながらも、彼女のたくましい生命力に惹かれていく。
結婚するまでお互いの顔をほとんど見ないという「恋愛」事情や一夫多妻のリアルな内実など、急速に変容するイスラム社会にあっても、日本とはまったく異なる価値観で力強く生きる一族の女たちを鮮やかに描いた渾身のノンフィクション!

目次

<第1部 ひとりの砂漠>
第1章 もうばあさんだから、男はいらない
第2章 だからオトコをつれて来いと言ったのに……
第3章 なぜ1回につき30分も祈るのか?
第4章 雨で人も物も流される
第5章 お客様あつかいの頃をすぎて<第2部 うつりかわり>
第6章 集まって暮らす憂鬱
第7章 記憶のかなたの砂漠
第8章 砂漠の民VS町の民
第9章 愛は結婚後<第3部 男と女>
第10章 白いハンカチと赤い口紅
第11章 結婚は人生の半分
第12章 妻はふたり
第13章 嫉妬と中傷
エピローグ

著者

 常見藤代(つねみ ふじよ)

 砂漠を移動して生きるノマドと暮らして取材するノマド・リアルタッチ写真作家。
 幼少の頃から極度の内気性で、高校まで友人ゼロ。電車の切符を自分で買えないほど行動力に欠けていた。
 上智大学入学後、勉強一筋の生き方を変えたいと、休学してインドネシアへ旅立つ。6ヶ月間に27軒の民家で共同生活をし、供に暮らす独自の取材法を確立。
 保険会社に3年間勤務の後退社。写真家としてのテーマを探すため世界放浪の旅へ。計45カ国を旅する。 
 帰国後フォトジャーナリストとして「AERA」等に寄稿。
 2003年から7年間にわたり、エジプトの砂漠で一人で遊牧するホシュマン族の女性と暮らして取材した写真展は、来場者数2万人を記録。「私たちが忘れた真の豊かさを教えてくれる」等と評価され、以後全国各地で写真展、講演会を開催。
 2010年“自然との共生”をテーマに八ヶ岳で写真展と田舎暮らし体験ツアーを主催。「立山黒部アルペンフェスティバル 2011」などでも講演。
 2011年「第9回開高健ノンフィクション賞」最終選考ノミネート。
 著書に『月刊たくさんのふしぎ 砂漠のサイーダさん』(福音館書店