はじめて学ぶお金のふやし方


著者:小林 基男  出版社:ナナ・コーポレート・コミュニケーション
2007年3月刊  \1,260(税込)  158P


はじめて学ぶ お金のふやし方    購入する際は、こちらから


「儲かる」とか「稼ぐ」というタイトルの本を取り上げないようにしてきましたが、今回は、「お金のふやし方」というストレートな投資指南本をご紹介することにしました。


実はこの本、昨年12月27日に紹介した『僕は一生サラリーマンなのだろうか?』や、1月23日に取り上げた『幸せって何?』を贈本いただいた、Nanaブックス編集者の市川さんからのいただきものです。出版社は新刊を出すとき、新聞や雑誌に書評を書いてもらえるよう見本を送ります。その広告・宣伝の一環で私にも送っていただいたのです。
ブック・レビュアーを自称しているとはいえ、まだまだヒヨッコの私に、書評のチャンスを与えていただいたこと、感謝します。


……と感謝している割には、本が届いてから2ヵ月以上もたってしまいました。(市川さん、ゴメンなさい m(_ _)m )
ずーっと気にしていたところ、著者の小林さんが本書の出版を記念してマネーガイダンス無料セミナーを開催するということを知りました。セミナー開催前に本書を紹介できれば、少しは罪滅ぼしになるかと考え、ともかくレビューを書かせてもらうことにしました。


さて、著者の小林さんはフィナンシャルプランニング(資産運営指南)を本業にしておられます。
特大の帯をご覧ください。ナイスガイ! です。こんなさわやかなルックスを持っていたら、きっと女性ファンも多いことでしょう。


本書は、資産運用のイロハを解説する内容で、初歩の初歩から解説してくれます。
噛んでふくめるような解説のしかたは、とても分かりやすく、私のように、この分野の基礎知識を全く持っていなくても、最後まで楽しみながら基本を学ぶことができます。


第1部 投資では、なぜ投資が必要なの? どうやって資産運用すればいいの? 具体的にどうやって運用するの? etc. を指南。第2部では、医療保険の基礎知識(医療保険って必要? 医療保険ってどうやって選ぶの? etc.)も分かりやすく解説してくれます。
目次を見て興味を持ったところから読みはじめるといいでしょう。


特に私の印象に残った内容をちょっとだけ書きます。


一つは、1990年にノーベル経済学賞を受賞したハリー・マコヴィッツという学者の「モダンポートフォリオ理論」です。
小林さんの解説によると、「いろいろなアセットクラスを組み合わせることで、元本割れするリスクを減らした」ということです。要は株にばっかり投資したり、為替にばっかり投資しない方が安全だ、ということを理論的に証明したらしいのです。


もう一つは、72の法則。
この法則はどんな法則かというと、72割る金利で元本が2倍になるのに必要な年数が出るというものです。もし金利が7.2%だったら、72割る7.2イコール10。10年で元本が2倍になるという法則です。複利計算って素人には計算できないと思っていましたが、こんなに簡単に割り出せるものなんですね。


ここで、本書の紹介が遅れた罪滅ぼしに、小林さんのセミナーのご紹介をします。

  『はじめて学ぶ お金のふやし方』刊行記念セミナー
  40・50代からのマネーガイダンス 〜資産運用&医療保険編〜
■日 時
  5月21日(月) 13:00〜15:00 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
  5月23日(水) 13:00〜15:00 ウェスティンホテル東京
  5月24日(木) 19:00〜21:00 セルリアンタワー東急ホテル
  5月29日(火) 13:00〜15:00 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
  5月31日(木) 13:00〜15:00 セルリアンタワー東急ホテル

詳しくは、小林さんの会社のホームページ(こちら)を参照ください。


本書で資産運用の基礎を学べて良かったのですが、個人的には、いますぐ役に立つ本ではありません。
資産運用知識は、あくまで「いますぐに使う必要のないお金」を持っている人のためのもの。私には余剰資金などありませんし、もしあったとしても、まず住宅ローンの繰り上げ返済に充てるのが一番有利な運用です。なにしろ、私の住宅ローンは、ピーク時に年7.3%という、とんでもない利率でした。借り換えで下がったとはいえ、今でも年3%の利息負担です。いまどき、3%の運用益が出る資産運用なんてありませんから。


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