デメ研忘年会に参加しました。


私のメンターである橘川幸夫さんの主催する「デメ研忘年会2006年」がおととい(12月18日)に開催され、私も出席してきました。


ここ数回は居酒屋が会場でしたので、庶民派の私は居心地がよかったのですが、今回はなんと! 六本木エーライフという六本木ヒルズの斜め前にある洒落たお店です。
会費6千円はいつもよりちょっと高めだなぁー、と思っていたら、今回の忘年会は『有らざらん』という本の出版パーティを兼ねており、全員に1,890円の書籍おみやげ付きでした。
『有らざらん』の著者阿部重夫さんは、東京大学文学部を卒業後、日経新聞記者、「日経ベンチャー」編集長を経て、現在「ザ・ファクタ」という月刊誌の発行人をしておられます。


第一部は出版記念パーティーとのことで、阿部さんのご挨拶、女性歌手(プロ?)の歌が披露されました。
1948年生まれで口ひげをはやした阿部さんは、「分かる人に読んでもらえればいい」というメッセージを全身から発しているお方でした。お知り合いの女性ふたりが歌ったのもポルトガル語の歌で、題名以外の説明はいっさいありません。私のとなりに座った知りあいも、「歌詞の内容がわかると、もっと感動できるのにね」と言ってましたよ。
(帰りの電車で開いた『有らざらん』は、案の定、私が読むことを拒否するような始まりかたで、残念ながら続きを読む気力が湧いてきませんでした。阿部さんに拒否されちゃったかなー)


第二部は、ワイワイガヤガヤの忘年会。
橘川さんに、「書評を本にして出版しようと頑張ってます」と報告したところ、
「おう、頑張れ。もし、○○社のように著者を食い物にしようとする出版社に出会ったら『俺は橘川の弟子だぞ』と凄んでいいよ。まあ、あんまり効果ないかもしれないけどな(笑)」
と言ってくれました。
ありがたいお言葉です。


橘川さんの「リアル・テキスト塾」という私塾の先輩である高橋朗さんともお話させていただきました。高橋さんは、黄金のおにぎり を出版したあと、2年間で8冊も本を出している方です。
いっしょに参加しておられた高橋さんの出版担当者とも名刺交換させていただきました。「いやあ、高橋さん、2年間で8冊というのはスゴイですねえ」と感嘆していたところ、担当編集者の方から、「浅沼さんも書評を書いておられるんでしたら、参考までに高橋さんの本をお送りしましょうか?」というありがたい申し出をいただきました。


遠慮せず、最新刊の 幸せって何? (Nanaブックス)格差社会サバイバル (Nanaブックス) をお願いしたところ、「じゃ、最新刊の前編ともいえる 僕は一生サラリーマンなのだろうか? (Nanaブックス) も送っておきまーす」と言っていただきました。
きっと、自分の担当した本、特に高橋さんの本が少しでも売れるよう、普段から努力しておられるのですね。


ブック・レビュアーを自称しているとはいえ、まだまだヒヨッコの私に、書評のチャンスを与えていただいたこと、感謝します。
後日、レビューを乗せますからねー。


ということで、充実の忘年会でした。