田坂さんの出版記念講演会に参加しました


昨日(12/1)田坂広志さんの新著『使える弁証法』の出版記念講演会が丸善本店で開催され、私も聴講してきました。講演のタイトルは「洞察力・予見力 ― ヘーゲル弁証法が教える世界の本質・社会の未来 ―」です。


出版記念講演会ですので新著の内容を語っていただくことを予想して参加しましたが、田坂さんは徹底していました。著書のキーワードを列記した14ページのレジュメを配布し、著書の流れに沿って全部しゃべる、というのです。
本人が「二倍速で話します」と言ったとおり、たとえ話も脱線話も、おそろしい早口でした。慣れてくると、聴いているほうも倍速で理解しているような気がしてくるから不思議です。一冊の本を著者本人の解説で1時間半で復習する、というめずらしい体験をさせていただきました。


田坂さんの講演は、先月聴講したばかりです。(11月18日のブログ参照
その時は「なぜ、我々は『志』を抱いて生きるのか」というテーマで2時間緊張しっぱなしでしたが、今回はジョークを交えていただいたので、安心して大声で笑いながら聞く場面もありました。
終了後のサイン会で「今日はリラックスして聞かせていただきました」と感想をお伝えしたところ、「今日は漫談モードです。いろんなモードを使い分けるんですよ」とのこと。


当日、田坂さんの講演以上にうれしかったのが、私のあこがれの人、松山真之助さんに再会できたこと。(はじめてお会いした時の様子は、2月24日のブログ参照
そもそも、この日の出版記念講演は松山さんのメルマガWebook of the Dayで知りました。「僕もいくよ〜。お見逃しなく! 会場で会おうね〜」と1万1千人の読者によびかけていましたので、私もご挨拶したいなぁ、と思っていたところ、なんと! 私の座った席が松山さんの隣だったのです。
うーん、ラッキー!


自作の「かけだし書評家」の名刺を差し出したところ、「もう、“かけだし”を取ってもいいんじゃないですか」と言っていただきました。
決めた!
今日から、「ブックレビュアー」になろう!


また、松山さんに背中を押していただきましたねぇ。