情報を捨てる技術


副題:あふれる情報のどれをどう捨てるか
2000年10月刊  著者:諏訪 邦夫  出版社:講談社ブルーバックス  \840(税込)  177P


情報を捨てる技術―あふれる情報のどれをどう捨てるか (ブルーバックス)


あふれるような情報をどのように選別したらよいのか、というテーマで具体的な方策を教えてくれるノウハウ本です。
同じような本は他にも出ているのですが、私の愛読しているメルマガ「自己改革のための一日一分」の11月4日号のブログの紹介文が身につまされる内容で、5年前の本を思わず手にとりました。


私が特にグッときたのは、入ってきた情報の捨て方ではなく、情報を仕入れるときにどれだけムダ情報を識別するか、ということです。
「寿命の極端に短い情報は捨てる」「発信者が理解していない情報は捨てる」「手に負えない情報は捨てる」「リズムが合わない情報を捨てる」など、刺激的なアドバイスがいっぱいです。
極めつけは「迷ったら捨てる」。んーっ、なるほど!
日ごろ「これも、あれも、あーもったいない、もったいない」と、ついつい情報を仕入れてしまうクセを反省させられました。こういうのを「情報貧乏性」(私の造語)と自戒しましょう。


末尾の「出力は最高の『捨て方』」には、「入力した情報は、メモ、手紙、論文、本などにして出力しましょう。出力したら安心して資料を捨てます」とありました。私も本を読み終わると、抜書きして読書ノートを書いた後は図書館に返却してしまいますから、“最高の捨て方”を実践しているのですね。


捨てる技術といえば、辰巳渚『「捨てる!」技術』がベストセラーになったことを思い出します。立花隆文芸春秋で猛烈な批判を載せたりして、当時はずいぶん話題になりました。私も当時書店で購入し、読み終わった辰巳氏の本を図書館に寄贈するという、辰巳氏のアドバイス通りの行動を実践しちゃいました。
「捨てる!」技術』の出版が2000年4月でしたから、2000年10月出版の『情報を捨てる技術』は、ひょっとすると便乗本だったのかもしれません。
でも、2005年の私にとって、よいノウハウを与えてくれた良書です。


さぁ、ブログに読書ノートを書いたから、図書館に返却しようーっと。