副題:夢とお金が押し寄せる
2005年7月刊 著者:わらし仙人 出版社:ゴマブックス \1,470(税込) 199P
「わらし仙人」って、なんだかホノボノする名前だと思いませんか?
お金儲けの本にしては、何だか楽しそうな著者名だったし、私のメンターの松山真之助さんが推薦しているので手に取りました。
わらし仙人は、かつて東京で8年間ミュージカルのシナリオを書いていました。書くことが好きではじめたはずなのに、気がつけば劇団がつぶれないように頑張っている自分を発見し、こんなことがやりたかった訳ではない、と気付きました。地元の香川県高松市に戻ったわらし仙人は、番町書店という本屋のオヤジをやりながら、隙間情報起業家として大成功しました。
中学校の成績が240人中239番目だったわらし仙人。東大、ハーバード、MBAからは程遠いわらし仙人は、自分の好きなこと、本当にやりたかったことは何か、と自問します。その結果、「わらし仙人は読書が大好き。3万冊読んだ!」「わらし仙人は、文章がうまい」「わらし仙人は、読書と原稿書きが大好き」という結論に達し、インターネットの後押しを得て「怪物わらし仙人」が誕生したのです。
わらし仙人は、人気メルマガを発行すると同時に、小冊子販売サイト「ワラゾン」を作って速読術などの小冊子を年間1万冊以上もネット販売しています。
成功の秘訣をわらし仙人は、「いつも、いつも、儲かる話を追いかけるのは止めましょう。『ナンバーワンよりも、オンリーワン』です」と語っています。
自分の好きなこと、自分の強みを活かしたことを売りにすれば、24時間働いても苦痛ではない。むしろ、毎日が楽しくて、嬉しくて、気がついたら、幸せと、夢と、お金が押し寄せる、とのこと。
わらし仙人がオンリーワン街道を疾走している様子が楽しそうです。ご一読あれ。