女神の欲望(リビドー)


2004年12月刊  著者:中村 うさぎ・岩井 志麻子【著】・テレビ東京女神の欲望』【編】
出版社:メディアファクトリー   \1,260(税込)  159P


女神の欲望(リビドー)


本書は、2004年4月から6月まで毎週金曜日の深夜1時からテレビ東京で放送されていた同タイトル番組のトーク集です。
ホスト役が中村うさぎ岩井志麻子のアヤシイ女流作家2人と、アイドルの乙葉という変わった組み合わせ。私も最後の数回を見ましたが、トークの内容が過激です。毎週、女性ゲスト1人を交え、3人でひたすら猥談を繰り広げるのをアイドル乙葉がブレーキをかける、という趣向でした。
最終回の放送で12人のゲストとの「いいとこ撮り」を見て、再放送するといいのになー、と思ってしまいました。本書が発刊されているのを知り、さっそく図書館に予約しましたが、私の順番が回ってくるのに3ヶ月。深夜番組でも、けっこう視聴者がいたのですね。


いやいや、どのゲストとのトークもストレートに女性の欲望について語っています。まあ、メインは肉欲ですが(笑)、物欲や彼氏を束縛したい欲望もなかなか激しいです。
最も過激と感じたのは、「爆笑問題」の太田光氏の妻で、芸能プロダクション「タイタン」社長の太田光代さんです。すごいヤキモチ焼きを自認する彼女は、もし亭主が浮気したら、という質問に、「ぶっ殺しますよ。すごい無残な形で殺します。私の愛情表現が極端すぎるのは自分でも分かっているから」と答えています。いやはや……。


他に、マンガ家の西原理恵子、元日本テレビアナウンサー魚住りえ、女優の杉本彩、代議士○マ○ク先生の愛人だった山田かな子など。
あまりにも赤裸々な話が続きますので、20代の男性は読まない方がいいかも知れません。それと、こんな本を読んでいることを連れ合いに知られると、余計なトラブルの元かも。
「取扱い注意」本です。