6月1日の夜、北海道の父から電話があり、母が交通事故に遭って入院した、とのこと。
「左のくるぶしを骨折してるから、退院まで約一ヵ月くらいかかるらしい」と言っています。
2年前に帰省したものの、去年は顔を見せていませんから、何はともあれ駆けつけることにしました。
ノートパソコンを持っていこうかな、と一瞬考えましたが、話をしていてもパソコンを開いているとついつい上の空になってしまいそうなのでやめました。
帰ってきましたので、帰省報告を書かせていただきます。お付き合いください。
母の病状
母が交通事故に遭って入院した、との電話受け、すぐに会社に電話を入れて休暇申請。続けて航空券を手配しました。
翌6月2日、少しだけ会社に顔を出して急ぎの連絡を片付けてから羽田空港に向かいました。10時半に会社を出て北見市の病院に着いたのは夕方6時半ですから、片道8時間。やはり北海道は遠いです。
ともかく病院へ。ナースステーションで部屋番号を教えてもらい、病室へ行くと、患者の名前が表示されていません。6枚の白札が並んでいるだけです。
4月から施行された個人情報保護法の関係で名前を表示しなくなった病院がある、と新聞で読んだなぁ、と関係ないことを考えながら中へ入ります。
居ました。目の上に大きな絆創膏を付け、顔を紫色に腫らした痛々しい母が。幸い命に別状はなく、車椅子を押してトイレへ行けるくらい元気とのことです。
事故の様子を聞くと、正面から来た乗用車が突然右折し、自転車で走行中だった母がはねられたとのこと。
すぐに7時を過ぎて面会時間が終わってしまったので、「また明日」と言って外に出ました。
マイペースの父
実家に着くと、父は慣れない料理をしてもてなしてくれました。
「明日も病院に行ってくるよ」と告げると、「そうか。じゃ明日はまかせた。俺は牧場に行くから」とのこと。
実は、父は60歳を過ぎてから小型馬(ポニー)を飼い始め、今は70頭以上も飼育しているのです。最初は「趣味と実益を兼ねて」と言っていましたが、5頭が10頭になり、20頭になり、50頭になり、だんだん馬のエサ代が家計を圧迫するようになりました。それでも「いや、もう少し増やしてから売るんだ」と、馬を増やすことしか考えていません。実益を兼ねているはずなのに、もらった年金を注ぎ込んでいる状態です。(昨年9月6日のブログ参照)
母が交通事故に遭い、2日間病院に通ったので、明日はゆっくり牧場に行きたいようです。
父に自由時間を与えるのも親孝行のひとつですねぇ。
加害者に会う
翌日は遠軽(北見から約100キロ)に住む姉が、姪と一緒に病院に来てくれました。
病室で母と懇談していると、10歳くらいの女の子を連れた夫婦がお見舞いにやって来ました。話を聞いていると、どうやら事故の相手のようです。事故の日から三日連続で見舞いに来ている由。
「息子です。急を聞いて神奈川から来ました。後は保険屋さんと話をしますから、もう気を遣わないでください」と言って帰ってもらったところ、母から「せっかく来てくれたのに、あんなにきつく言わなくてもいいのに……」と言われました。
かたや、同席していた姪からは、「おじさん、やさしすぎるよ。私だったら、もっと言ってやるのに」と言われます。
二人とも同じ場面で同じ言葉を聞いていたのに、これほど違う感想を持たれるとは思いませんでした。事故の相手はどう感じたのでしょうか。
姉の家を訪問
三日間お見舞いした後、せっかくなので、遠軽の姉の家を訪ねることにしました。
約5年ぶりに訪問した姉の家は、現在4人家族。姉の息子と娘、それに娘の青い目のダンナ様が一緒に暮らしています。
姉は数年前から化粧品・健康食品のセールスをはじめ、けっこう成績がいいらしいです。あまり口が達者な方ではありませんが、ともかく商品に惚れ込んでいる、とのこと。
自分が買う立場だった時に10キロ以上ダイエットしたり、健康食品の効き目を実感したのが強みで、その商品への自信が説得力を呼ぶとのこと。 息子や娘のダンナ様がインターネットに詳しく、カメラマンをしていた経験を生かしてホームページも作成してくれた、とのこと。
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