情報商人のすゝめ

朝起きるたびに、どんどんお金持ちになっている情報商人のすゝめ―1日2時間の労働で、毎月新車が買えるくらい稼ぐ方法
2004年4月刊  著者:岩元 貴久  出版社:総合法令出版  価格:\1,575(税込) 249P

朝起きるたびに、どんどんお金持ちになっている 情報商人のすゝめ~1日2時間の労働で、毎月新車が買えるくらい稼ぐ方法~

インターネットビジネスを成功させるノウハウが惜しげもなく公開されている、「ここまで書いてもいいの」という本、…… だというので読んでみた。


いちおう最後のページまでお付き合いして、あらためて感じたのは、「自分は商売に向いていないな〜」ということ。「お金を稼ぐ」「儲かる」「収入をアップさせる」などの言葉がくりかえし登場すると、なんだかゲンナリしてしまう。別に清貧を目指しているわけでもないし、お金を汚らわしいと思っているのではないのだが、やっぱりダメだなぁ。


といって、著者が我利我利亡者(死語?)と非難しているわけではない。むしろ、著者が商売成功のために誠実な対応を心がけていることに感心した。著者は「お礼の手紙を書く(中略)これは、必ずその読者(お客様)に伝わるのです」という精神も説いている。
他にも、

・情報商人だからといって、すぐに「金よこせ」というようなサイトでは誰も寄りつかない。
・価格設定にしても、最初高くしてだんだん下げていくのは最初買った人に失礼
・「限定○○名」「○月○日まで」と言っておいて後から限定を解除すると信用を失う

というような“誠実なノウハウ”がたくさん書いてある。


ノウハウを紹介したあとで「学ぶだけでなく、実際に行動していただきたい」と著者は言うが、本書のタイトルに「誰でも実践できる」とは書いていない。著者の7つのテクニックの最初に「メルマガの戦略的利用法」を挙げているが、その中で“まぐまぐ”の新作メルマガベストテンや分野別1位に取上げられることを目指せ、と言っている。はじめからハードルが高過ぎ! 残りの6つのテクニックを他人事として読んだ読者も多いにちがいない。


こういうハングリー精神のない読者は、「自分は企業家に向いていないのだろう」と気付かせてくれることに感謝しておこう。