2012-01-01から1年間の記事一覧

日輪の遺産

著者:浅田 次郎 出版社:角川書店 2011年6月刊 \1,890(税込) 418P ご購入は、こちらから 2011年8月に映画化された『日輪の遺産』の原作本である。 ロードショーも終わってもうDVDも出ているので、時期遅れの感はあるが、「浅田文学の原点」という映画の…

フリーで働く! と決めたら読む本

著者:中山マコト 出版社:日本経済新聞出版社 2012年5月刊 \1,575(税込) 231P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューし…

中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇

著者:中野 京子 出版社:文藝春秋 2011年3月刊 \1,600(税込) 262P ご購入は、こちらから ベストセラー『怖い絵』シリーズで知られる中野京子の西洋絵画解説本。 ギリシャ神話の20の物語を選び、それぞれ有名な場面を題材にした油絵について、絵画のみどこ…

人生を「貧しくしない」ために!今スグやっておく25のリスト

著者:中村 将人 出版社:すばる舎 2012年5月刊 \1,365(税込) 174P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれません。…

「すみません」の国

書名:「すみません」の国 著者:榎本博明 出版社:日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) 2012年4月刊 \893(税込) 220P ご購入は、こちらから 日本人は「すみません」という言葉をしょっちゅう使っている。よく使ってはいるが、決して「心から謝罪し…

「しがらみ」を科学する

学生時代に土居健郎著『「甘え」の構造』を読んだ。 「甘え」という心理状態を通して、日本人の気質を考察する文化論だった。 この本を読んで、日本文化を理解することは自分を理解することに通じる、ということに気づき、やはりベストセラーだった小此木啓…

あなたの評価をガラッと変えるたった3秒の声がけ習慣

著者:渡瀬 謙 出版社:WAVE出版 2012年5月刊 \1,470(税込) 207P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれませ…

高峰秀子との仕事〈2〉

副題:忘れられないインタビュー 著者:斎藤 明美 出版社:新潮社 2011年4月刊 \1,470(税込) 252P ご購入は、こちらから 4月30日の読書ノートで『高峰秀子の捨てられない荷物』を取りあげたあと、ジュンク堂で3月24日に収録された斎藤明美氏の講演ビデオをYo…

脱会議

副題:今日からできる! 仕事革命 著者:横山 信弘 出版社:日経BP社 2012年4月刊 \1,365(税込) 195P ご購入は、こちらから 2005年に大橋禅太郎著『すごい会議』を読んだ。ヤフー!、アップル等で採用している革新的な会議方法を紹介していた。(2005年8月…

なぎさホテル

著者:伊集院 静 出版社:小学館 2011年7月刊 \1,470(税込) 188P ご購入は、こちらから 35万部を超えるベストセラーになっているエッセー『大人の流儀』の作者、伊集院静氏の自伝的エッセイである。 直木賞選考委員を務め、今や一流作家として認められている…

ワンピースの言葉が教えてくれること

副題:ルフィと仲間たちに学ぶ「生き方」の教科書 著者:方喰正彰 出版社:あさ出版 2012年2月刊 \1,365(税込) 263P ご購入は、こちらから 出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の…

高峰秀子の捨てられない荷物

著者:斎藤 明美 出版社:新潮文庫 2012年4月刊 \662(税込) 425P ご購入は、こちらから 高峰秀子は昭和の大女優である。 1924年(大正13)年に北海道で生れ、5歳で子役としてデビューしたあと、「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など400本を…

聞く力

副題:心をひらく35のヒント 著者:阿川 佐和子 出版社:文春新書 2012年1月刊 \840(税込) 253P ご購入は、こちらから 2月はじめに名古屋へ出張した。 車中で読む本をたくさん持っていったのに、品川駅構内の三省堂書店で出たばかりの本書『聞く力』が目…

プーチン最後の聖戦

副題:ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは? 著者:北野 幸伯 出版社:集英社インターナショナル 2012年4月刊 \1,680(税込) 345P ご購入は、こちらから 著者の北野氏は1970年生まれ。 ゴルバチョフにあこがれてソ連に留学したのだが、留学先…

中国化する日本

副題:日中「文明の衝突」一千年史 著者:與那覇 潤 出版社:文藝春秋 2011年11月刊 \1,575(税込) 319P ご購入は、こちらから 『驕れる白人と闘うための日本近代史』という過激な題名の本を読んだことがある。 東洋を一方的に見下す西洋の歴史観に「待った!…

君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい

著者:浅田 次郎 出版社:文藝春秋 2011年12月刊 \1,470(税込) 277P ご購入は、こちらから 『鉄道員』(ぽっぽや)、『壬生義士伝』、『中原の虹』等で知られる小説家浅田次郎氏の最新エッセイ集である。 単行本未収録のエッセイを集めたもので、旅の感想や…

ポーカー・フェース

著者:沢木 耕太郎 出版社:新潮社 2011年10月刊 \1,680(税込) 296P ご購入は、こちらから ノンフィクション作家で知られる沢木耕太郎が書いた、大人のエッセイ集である。 「大人のエッセイ」といわれても、「大人の」とは何なのかイメージがわかない方もい…

ありがとう

著者:水谷 修 出版社:日本評論社 2011年12月刊 \1,470(税込) 189P ご購入は、こちらから 「夜回り先生」で知られる水谷修氏の最新刊である。 夜間高校の教師をしていた水谷氏は、繁華街で遅くまで遊んでいる子どもたちに、早く帰るように語りかける「夜回…

20歳の自分に受けさせたい文章講義

著者:古賀 史健 出版社:星海社新書 2012年1月刊 \882(税込) 276P ご購入は、こちらから 書評ブログなんか書いていると、定期的に文章術の本を読みたくなる。もっと良い文章を書いて、もっともっと面白い紹介文に仕上げたいからだ。 しかし、同じジャンルの…

酒と本があれば、人生何とかやっていける

副題:本に遇うI 著者:河谷 史夫 出版社:言視舎 2011年10月刊 \2,310(税込) 326P ご購入は、こちらから 書評家のはしくれを自任していると、ほかの人の書いた書評が気になる。折を見て書評集を手にとってみるのだが、なかには全く参考にならない本もある…

戦場のエロイカ・シンフォニー

副題:私が体験した日米戦 著者:ドナルド・キーン 小池政行/聞き手 出版社:藤原書店 2011年8月刊 \1,575(税込) 208P ご購入は、こちらから 日本文学を研究する米国人として有名なドナルド・キーン氏が、自身の第二次世界大戦従軍経験を語るインタビュー集…

暇と退屈の倫理学

著者:國分 功一郎 出版社:朝日出版社 2011年10月刊 \1,890(税込) 400P ご購入は、こちらから 年末のあわただしさが一段落し、いつものようにエアポケットのように手持ちぶさたな正月を迎えた。 お正月には、不思議な時間が流れている。 仕事は休み。娘の学…

ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと

著者:鎌田 洋 出版社:ソフトバンククリエイティブ 2011年10月刊 \1,155(税込) 158P ご購入は、こちらから わが家はディズニーランド、ディズニーシーが大好きで、このところ、年に4、5回は行っている。 ディズニーリゾートの一番の魅力は、パークの中に…

願わくは、鳩のごとくに

著者:杉田 成道 出版社:扶桑社 2010年12月刊 \1,470(税込) 371P ご購入は、こちらから 著者の杉田成道氏は、国民的ドラマ「北の国から」で知られる演出家である。 杉田氏は50歳のとき妻を癌で亡くすが、その後、57歳で年齢差30歳の若妻と再婚したあ…