2006-01-01から1年間の記事一覧
著者:アマルティア・セン【著】 東郷えりか【訳】 出版社:集英社新書 2006年1月刊 \714(税込) 205P 今回は、ちょっと硬い本を取りあげました。 2001年6月に「人間の安全保障委員会」という組織が設立されました。 世界中の著名な有識者のまとめ役となった…
著者:小沢 昭一 出版社:講談社 2006年7月刊 \1,260(税込) 182P TBSラジオに「小沢昭一の小沢昭一的こころ」という長寿番組があります。 フリー百科事典ウィキペディアでは、「1973年1月8日に放送開始」となっていました。 私は小学校の頃(1960年代後半…
著者:永江 朗 出版社:筑摩書房 1997年5月刊 \1,680(税込) 229P ここのところ、読書に疲れぎみです。 朝はともかく、帰りの通勤電車で本を開くのがおっくうになってしまい、耳から勝手に入ってくるポッドキャスティングを聞くことが多くなりました。そのポ…
副題:争わず、逃避せず、真正面から立ち向かう 著者:サルバトール・R.マッディ デボラ M.コシャバ【著】 山崎康司【訳】 出版社:ダイヤモンド社 2006年3月刊 \1,890(税込) 249P 「ストレス」といえば、良くないもの、避けたいもの、と相場が決まって…
レンタカーを傷つけた事件から、しばらく平穏に過ごしていましたが、先週末から不思議と「もの」を壊し続けています。 おととい、5歳の娘とプールに行きました。 もうすぐ幼稚園もはじまるので、今年さいごかなぁ、なんて思いながら、子どもプールでバシャ…
著者:橋本 忍 出版社:文芸春秋 2006年6月刊 \2,100(税込) 306P 著者は、戦後の日本映画界を代表するシナリオライターで、黒澤監督の『羅生門』『生きる』『七人の侍』などの有名作品を共同執筆した人です。 黒澤明監督は、全30作品のうち、はじめの6作…
著者:残間 里江子 出版社:新潮社 2005年9月刊 \1,470(税込) 254P 「2007年度問題」って知ってますか。 敗戦直後のベビーブーム世代が定年をむかえて、いっせいにベテランの技術者がいなくなったら、いろいろ大変だ! ……という、もともとはIT業界で使…
去年、急きょ母親の交通事故お見舞いのため行ってきましたが、妻と子どもも一緒にいくのは3年ぶりです。 住むのは大変でしたが、たまに行く北海道は良いところですねー。 信号のない一直線の道。澄んだ空気。どこまでも高い空。 今回の帰省にあわせて、両親…
著者:北 康利 出版社:講談社 2005年8月刊 \1,890(税込) 405P 戦後の歴代総理大臣人気調査によると、ベストスリーは、 第1位 吉田茂 第2位 田中角栄 第3位 小泉純一郎 だそうです。 あと10年後も小泉首相の人気が継続しているかどうかは分かりませんが…
著者:福島 哲史 出版社:ロングセラーズ 2006年6月刊 \950(税込) 219P 2冊続けて文章読本に手を出してしまいました。 今度の著者の福島さんは講演、執筆、プロデュースを中心に活躍しておられるそうで、アマゾンで調べると、35冊も著書が見つかります。 …
著者:勝吉章 出版社:ナツメ社 2005年11月刊 \1,554(税込) 215P 著者の勝吉さんは、50歳を過ぎてからパソコンを独学し、いまでは月に1千万円も売り上げるネットショップを運営しておられるそうです。 売れる秘訣は文章力。しかも著者の文章力は朝日新聞…
著者:千住博 出版社:小学館 2006年7月刊 \3,990(税込) 157P 昨年9月15日のメルマガで取りあげた『画家の手もとに迫る 原寸美術館』の続編です。 『画家の手もとに迫る 原寸美術館』は、画家の絵筆の動きを感じてほしい、美術史的な知識や文学的なイメージ…
副題:『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日 著者:エドワード・ドルニック【著】 河野純治【訳】 出版社:光文社 2006年1月刊 \1,785(税込) 418P 1994年2月12日午前6時すぎ。 ノルウェーのオスロ市にある国立美術館の2階に展示してあ…
副題:ここちいい関係になれる14のルール 著者:林 恭弘 出版社:総合法令出版 2005年6月刊 \1,365(税込) 220P 松山真之助さんが主催するジェイカレッジという講演会があります。 過去14回のうち私も3回参加させていただき、どの回もすばらしい講演を聞…
副題:ウィルコム「弱み」を「強み」に変える意志の経営 著者:鈴木 貴博【監修】 出版社:ダイヤモンド社 2005年1月刊 \1,785(税込) 234P 5月末にフジテレビで「ザ・ヒットパレード」というドラマを見ました。テレビの勃興期に日本の芸能界を改革・躍進さ…
副題:私はこうして社長になった 著者:樋口 泰行 出版社:ダイヤモンド社 2005年3月刊 \1,680(税込) 230P 『一生懸命って素敵なこと』を書かれた林文子さんの講演会に先日参加しました。 社員を大切にし、お客様を大切にする林さんのお話をうかがう中で、ダ…
「夢しか実現しない」と題したアントレプレナーセンターの福島正伸さんの講演会に参加しました。 福島さんは、企業家精神を持った人を強力に応援するメンターです。たくさん本も出しておられる中で、『メンタリング・マネジメント』は私も読ませていただきま…
副題:Eight short stories 著者:吉田修一他 出版社:文藝春秋 2005年5月刊 \1,100(税込) 205P 8人の作家がドライブにまつわる物語を書いた、おしゃれな連作短編集です。 どの小説もホッとする内容でしたが、「本を読む旅」と題した石田…
先週の月曜日のこと。 閉店1時間前のビックカメラ有楽町店で、念願のmp3プレーヤーを買いました。 本当はipodが欲しかったのですが、今回はポッドキャスティングがお目当てなので、安物でガマン。 最安値の製品は4,980円だったのですが、さすがにオ…
著者:安住紳一郎 出版社:小学館 2006年4月刊 \1,000(税込) 143P 家族そろって見るテレビ番組は、我が家の場合、野球かバラエティです。 中でも、「ぴったんこカン・カン」での泉ピン子と安住アナウンサーの掛け合いが大好きで、図書館で本書の順番がまわっ…
3月16日のメルマガで紹介した、『一生懸命って素敵なこと』の著者、林文子さんの講演会に参加してきました。 林さんは、車の販売店、社長を経て、昨年4月からダイエーの会長に就任。産業再生機構の推進する企業再生の請負人としてダイエー再建・再生に情熱…
著者:清水 克行 出版社:講談社 2006年2月刊 \1,575(税込) 230P 日本史の中でも中世社会史を専攻する著者が、室町時代の社会情勢を背景に「喧嘩両成敗制」がなぜ生み出されたのかを考察する一書です。 著者が学者さんなので、学術論文のような文体が近寄り…
著者:湯川 鶴章 出版社:NTT出版 2006年7月刊 \1,785(税込) 285P インターネットとジャーナリズムの現状を分析し、一般人の情報発信がどのようにジャーナリズムを変えていくかということを考察した一書です。 著者は先端技術部門を専門領域として取材・…
最近テレビ東京の「カンブリア宮殿」という番組を知りました。(毎週月曜日22:00〜23:00) 以前、フジテレビで「カノッサの屈辱」という歴史上の事件をタイトルにした番組がありました。この番組も「カンブリア紀」という理科の教科書で聞いたことのある不思…
1ヶ月前のことです。 私が愛読しているメルマガ『ビジネスブックマラソン』で、メルマガ発行者の土井英司さんが主催するセミナーの告知を目にしました。 「自分ブランドをアップする『話し方・書き方』セミナー」 というセミナーです。 懇親会を含めて3万…
副題:三茶の焼肉、世界をめざす 著者:西山 知義 出版社:アメーバブックス 2006年3月刊 \1,575(税込) 253P 業界トップを走る経営者の書いた本を、最近2冊手に取りました。1冊は岡野雅行著『人のやらないことをやれ!』。 岡野氏は、誰もマネのできないも…
著者:井上 浩平 著 出版社:あおば出版 2006年7月刊 \1,000(税込) 182P 先日のブログに書いたように、はじめて書評依頼を受けました。 喜んでお引き受けします、とメールしたところ、すぐに著者から本が送られてきましたよ。 本を手にして、ちょっと笑って…
副題:ジェンダー平等の罠 著者:上野千鶴子 出版社:岩波書店 2006年2月刊 \2,520(税込) 277P フェミニズムの考え方を私なりに整理すると、 ひとつは、 「女も男のように強くなる。肉体労働もすれば、軍隊に入って戦場にもいく」 もうひとつは、 「女が男の…
今日は、新刊出版のお知らせをさせていただきます。 ……といっても、私の本ではありません(笑)。 6月22日に出版される『4コマ漫画式 元気が出る仕事術』(あおば出版)という本の書評を書いて欲しい、という依頼を受けました。 おお! とうとう、私も、原稿…
著者:阿刀田高 出版社:新潮文庫 1988年4月刊 \420(税込) 234P 阿刀田氏は古典文学を平易に解説した「○○を知っていますか」を連作しています。 今日とり上げるのは「あなたの知らない……」というタイトルですが、『ガリバー旅行記』を題材にしてアレコレ語っ…