2005-01-01から1年間の記事一覧

職場の引越しがありました。

職場の引越しがあり、今週の月曜日から新しい事務所に通っています。 初日出勤も無事終えて帰宅し何気なくテレビを見ていたら、山の手線が朝5時間も止まった、というニュースをやっていました。 架線を引っ張るオモリが落ちたのが原因とのことですが、その…

池上彰の お父さんが読んで聞かせる楽しいおはなし

2005年9月刊 著者:池上 彰 出版社:主婦の友社 \1,470(税込) 159P 仕事で忙しいお父さんも、せめて子どもには本を読んであげましょう。そのためのガイドブックとしてお役立て下さい、という趣旨で書かれた本です。 4編の童話を選び、軽い息つぎ、ふつうの…

エンジニアに告ぐ逆襲せよ!

副題:なぜ、あなたの企画は通らないのか? 2005年7月刊 著者:稲嶺 成吾 出版社:シーエムシー出版 \1,890(税込) 173P 本書は、技術者も経営的視点を持て、それが自分のやりたい仕事をする近道だ。ということを丁寧に教えてくれる本です。 エンジニアという…

CIA 失敗の研究

2005年6月刊 著者:落合 浩太郎 出版社:文春新書 \756(税込) 241P 青木冨貴子著『731』(10月31日のブログ参照)を読んで印象に残った言葉のひとつに、 「民主主義と人道主義を掲げるはずのアメリカ合衆国政府が、 実は、自国の安全保障のためには手段を…

幸せな動物園

2005年9月刊 著者:旭川市旭山動物園監修 出版社:ブルースインターアクションズ \1,380(税込) 119P しばらく暗い話題の本が続きましたので、今回は気分を変えて、とても幸せな動物園のことを書いた、とっても幸せな本を取り上げます。 幸せな動物園とは、旭…

山の手線で寝てる人がいました。

電車の中で化粧したり床に座っている人を見かけるのが珍しくなくなりましたが、先日、朝7時の山の手線で、珍しい人を見かけました。 なんと20代の青年が、床に寝そべっているのです。自分の右手を腕まくらにし、横向きに寝ています。気分が悪くなって倒れ…

731

2005年8月刊 著者:青木 冨貴子 出版社:新潮社 \1,785(税込) 391P 731部隊とは、第二次世界大戦中に満州の平房に存在した日本陸軍の部隊です。 「防疫給水部」という外向けの名称を用いながら細菌化学兵器を開発していました。中国人を実験台にしていた…

胡錦涛―21世紀中国の支配者

2003年3月刊 著者:楊 中美(著), 趙 宏偉(監修), 青木 まさこ(翻訳) 出版社:日本放送出版協会 \1,680(税込) 283P テレビ東京で以前やっていた「クイズ赤恥青恥」という番組の中に、政治家にクイズを出して正解するかどうかを当てる、というコーナーがありま…

アメリカ資本主義を襲う危機

2000年9月刊 著者:日本経済新聞社編 出版社:日本経済新聞社 \1,680(税込) 277P 最近、景気動向に明るい徴候が見えるようになりましたが、バブルが崩壊してから、日本経済は長らく低迷を続けました。いったい何でこんなことになったのか。誰がこんな日本に…

こうすれば伸ばせる!人間の賞味期限

2003年10月刊 著者:木村 政雄 出版社:祥伝社 \1,365(税込) 216P 著者の木村氏はかつてバラエティ番組にタレント並みにしょっちゅう顔を出していて、吉本興業の顔という印象の強い人でした。「常務」なんだし、ゆくゆくは社長になるのかな、なんて勝手に想…

秋晴れの運動会

3週間延期されていた運動会が、やっと先週の日曜日に開催されました。 夕方のニュース番組で「運動会のお父さん奮闘記!」なんていう特集を毎年のように放送しています。朝早くから場所取りの行列ができるとか、リレーだ、次は綱引きだとクタクタになるまで…

エンロン崩壊

副題:アメリカ資本主義を襲う危機 2003年1月刊 著者:藤田 正幸 出版社:日本経済新聞社 \1,680(税込) 285P エンロンやワールドコム破綻のニュースを耳にしたとき「アメリカの大きな会社が倒産したんだな」という感想を持っただけで、特に関心はありません…

上京ものがたり

2004年12月刊 著者:西原 理恵子 出版社:小学館 \820(税込) 56P 『毎日かあさん』シリーズでは目をつりあげて殺伐とした光線を発しながら子育てに奮闘している著者ですが、この自叙伝コミックでは作風が違います。 出版社が「ハートフルコミック」と呼ぶ作…

勝っても負けても

副題:41歳からの哲学 2005年8月刊 著者:池田 晶子 出版社:新潮社 \1,260(税込) 175P 著者は、大学教授でもないのに「哲学」を生業にしている文筆家です。 専門用語を使わずに、哲学するとはどういうことかを日常の言葉で語ることに定評があるそうで、『…

サンリオピューロランドに行ってきました。

先週の日曜日(10月16日)のことです。 娘の幼稚園の運動会は、雨のため2回も延期され、この日が三度目の正直……のはずでした。前の日はいい天気だったし、夜半に少し雨がふったものの明け方には上がったし。ようし! と妻が朝6時からお弁当づくり。 娘が起…

人生に二度読む本

2005年2月刊 著者:城山 三郎・平岩 外四 出版社:講談社 \1,500(税込) 222P このブログで読書ノート(書評)を書きはじめて1年を過ぎました。主に新刊を読んだ感想を160冊以上書いてきましたが、残念ながら後でもう一度読み返したくなるような本は多く…

踊る大捜査線に学ぶ組織論入門

2005年9月刊 著者:金井 壽宏・田柳 恵美子 出版社:かんき出版 \1,575(税込) 253P テレビ・映画で大ヒットとなった『踊る大捜査線』から20個の名セリフを選び、そのセリフを題材にして組織論を展開する、という趣向です。著者は『ウルトラマン研究序説』…

正論なのに説得力のない人 ムチャクチャでも絶対に議論に勝つ人

副題:正々堂々の詭弁術 2004年10月刊 著者:小野田 博一 出版社:日本実業出版社 \1,365(税込) 198P 冒頭、著者はちょこっと「論理」の解説をしています。いわく、「論理が正しい」ということと「説得力がある」は違う、とのこと。 「彼女は魅力的だ。だか…

リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間

2005年9月刊 著者:高野 登 出版社:かんき出版 \1,575(税込) 219P 著者が日本支社長を勤めるザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーは1983年創業でまだ歴史の浅いホテルですが、つねにトップクラスの評価を得ているそうです。同時にベスト・エンプ…

きょうの猫村さん1

2005年7月刊 著者:ほしよりこ 出版社:マガジンハウス \1,200(税込) 261P カミさんから「読んでみたい」とリクエストされたものの、私の通う図書館はコミックは購入してくれません。なんだかマンガばかり本棚に増えてしまうなぁ、とブツブツ言いながら丸の…

希望格差社会

副題:「負け組」の絶望感が日本を引き裂く 2004年11月刊 著者:山田 昌弘 出版社:筑摩書房 \1,995(税込) 254P 9月12日のブログで横田増生著『アマゾン・ドット・コムの光と影』を紹介しました。その中で、今日紹介する『希望格差社会』のキーコンセプトで…

アフォーダンスって?

皆さんは、「アフォーダンス」という言葉を聞いたことがありますか? この不思議な言葉の説明を聞いたのは、10月6日に出席したある講演会の席上です。 この言葉は、アフォード(afford)という英語(与える、提供するという意味)を元に、米心理学者のジェーム…

幻想曲

副題:孫正義とソフトバンクの過去・今・未来 2005年6月刊 著者:児玉 博 出版社:日経BP社 \1,785(税込) 354P 「幻想曲」というと、はかない恋物語を描いた小説を連想するようなタイトルですが、副題にある通り、本書はソフトバンクを率いる孫正義の生い…

図解 山田真哉の結構使える!つまみ食い「新会社法」

2005年8月刊 著者:山田 真哉 出版社:青春出版社 \924(税込) 79P 本書は、あの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」著者の山田真哉氏が編集した「新会社法」の解説書です。 2006年に施行される「新会社法」の概要を短時間に知りたい、という人の心をくす…

地球にやさしい生活

皆さんは、資源リサイクルのために家庭ゴミを分別していますか? 分別の仕方は市町村によって違いがあるようですが、私の住んでいる自治体は分け方がものすごーく細かいです。 ビン、缶、ペットボトル、牛乳パック、スーパーのトレイ、 新聞、雑誌、ミックス…

わが闘争

副題:不良青年は世界を目指す 2000年6月刊 著者:角川 春樹 出版社:イースト・プレス \1,575(税込) 231P かつてカドカワ映画ブームを起こした角川春樹は、その後麻薬事件を起こし、角川書店の社長を追放され2年5ヵ月の刑務所暮らしを体験しました。 普の…

平然と車内で化粧する脳

2000年9月刊 著者:澤口 俊之・南 伸坊 出版社:扶桑社 \1,600(税込) 220P 三角あたまの南伸坊さんは、その道のプロから話を引き出すのが得意らしいです。 本書では、脳科学の専門家・澤口俊之氏から人間の行動と脳の関係について、うまく話を引き出すような…

大人の友情

2005年2月刊 著者:河合 隼雄 出版社:朝日新聞社 \1,260(税込) 201P 週刊朝日の連載をまとめた『ココロの止まり木』で、著者は次のように書きました。 友情は人間にとって非常に大切なものである。夫婦、親子、きょうだい、 上司と部下、あらゆる人間関係に…

『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』 に行ってきました。

レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆ノート「レスター手稿」が見られる、というので、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開かれている『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』に行ってきました。 なんでもダ・ヴィンチの残した手稿のうち、唯一個人が所有してい…

世間のウソ

2005年1月刊 著者:日垣 隆 出版社:新潮新書 \714(税込) 206P 世の中で常識化していることがらが実は間違っている、という15の話題を取りあげ、著者らしいシニカルな口調でその理由を明らかにする一種の告発本です。 人はウソをつき生き物ですから、恋人…