2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

キャッシュカードがあぶない

2004年12月刊 著者:柳田 邦男 出版社:文芸春秋 価格:\1,000(税込) 203P カード犯罪が増えているにも関わらず、銀行も警察も対策を打たずに放置してきた現状を告発する、読み応えのある「取材報告」です。 著者がこの問題に著者が取り組むきっかけになった…

フン!

2004年8月刊 著者:いしいひさいち 出版社:徳間書店 価格:\630(税込) 159P 朝日新聞朝刊の4コマ漫画「ののちゃん」から誕生したコミックです。「ののちゃん」の登場人物で一番アイソのないポチを主人公にした本書は、どのページを開いても眉間にシワを寄…

傷口にはウオッカ

2005年1月刊 著者:大道 珠貴 出版社:講談社 価格:\1,575(税込) 213P 著者が「しょっぱいドライブ」で芥川賞を受賞したときの記者会見の受け答えが印象的でした。大きな賞を取って嬉しいはずなのに、ちっともはしゃいでいません。ふてぶてしいといってもい…

残業しない技術

2004年7月刊 著者:梅森 浩一 出版社:扶桑社 価格:\1,050(税込) 97P 題名を見て、「上司や同僚に気づかれずコソッと帰宅する技術」というコソクな印象を受けます。実際、「早く帰る日はふだんと違う服装で、重要顧客との打合と勘違いさせる」とか、「ホワ…

DoCoMoは分かってない!

NTTDoCoMoがPHSサービスの新規申込み受付を終了する、と発表してから一ヶ月。現ユーザであるカミさんに「重要なお知らせ」というダイレクトメールが届きました。 見せてもらうと、「新規申込受付は終了するが、現ユーザへのサービスは続ける。た…

モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語

2002年10月刊 著者:ジョージア・ビング 三好 一美(訳) 出版社:早川書房 価格:\1,890(税込) 444P 訳者は「読みおえた人は決して他の人に粗筋を話してはいけない!!」と書いています。 さあ困った。何を紹介したらいいのでしょう。 では、訳者自身のお言葉…

福助戦記

副題:老舗企業再生のウラ側すべて見せます! 2005年3月刊 著者:「福助戦記」編集委員会 出版社:ゴマブックス 価格:\1,470(税込) 213P 会社の業績が悪いけどまさか潰れはしないだろう、と社員誰もが思っていた老舗「福助」。しかし、明治15年創業のこの…

出口汪の頭がよくなるスーパー読書術

副題:論理力、考える力、発想力が誰でも身につく! 2005年2月刊 著者:出口 汪 出版社:青春出版社 価格:\1,365(税込) 217P 書名からは、安直なノウハウ本のような印象を受けます。「本を読むときのメモの取り方とか、何かヒントになることが書いてあれば…

あなたなら、どうする

2004年4月刊 著者:大平 光代 出版社:講談社 価格:\1,155(税込) 255P 著者の大平光代さんは、極道の妻から弁護士になった経験を書いた「だから、あなたも生きぬいて」で知られています。「だから……」はベストセラーになりましたが、内容が重そうで私自身は…

ガルブレイスわが人生を語る

2004年12月刊 著者:J.K.ガルブレイス 出版社:日本経済新聞社 価格:\1,575(税込) 179P ガルブレイスは「ゆたかな社会」や「不確実性の時代」で知られるアメリカの経済学者。96歳になった今も執筆活動を続けており、この本の2ヶ月前にも「悪意なき欺瞞」…

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

副題:身近な疑問からはじめる会計学 2005年2月刊 著者:山田 真哉 出版社:光文社新書 価格:\735(税込) 216P さおだけは10年に1回買うかどうかの商品なのに、なぜさおだけ屋は潰れないのだろう。近所の高級フランス料理店は、こんな住宅街で流行ってい…

教育と国家

2004年10月刊 著者:高橋 哲哉 出版社:講談社現代新書 価格:\756(税込) 211P 教育基本法の改正が盛んに論議されていることに対し、国家主義的な教育へと向かうのは反対である、という著者の考えをやさしく解説した本です。 凶悪な少年犯罪が起こると、必ず…

男に生まれて

副題:江戸鰹節商い始末 2004年9月刊 著者:荒俣 宏 出版社:朝日新聞社 価格:\1,575(税込) 314P 江戸幕府が無くなっちまう、薩摩ざむらいが江戸に攻めてくるかもしれねえ、という騒然とした世相のなか、日本橋の商人たちが老舗の暖簾を守ろう、新しい時代…

図解 今さら読むのはバカバカしい?ベストセラー50冊

2005年3月刊 著者:目からウロコの編集部 新名著研究班【編】 出版社:第三文明社 価格:\1,050(税込) 95P 私の読書ノートは、本の内容の一部を紹介して「あっ、おもしろそう。読んでみようかな」と思っていただけることを目指して書いています。著者に断り…

図書館に予約した本がいっぺんに来た!

以前「本は買うもの」でしたが、10年くらい前に私も“図書館”派になりました。 図書館に行くようになったきっかけは、もちろん経済的理由(笑)です。でも通い慣れると図書館はいいですね〜。 (1) 返すまでに読み切ろうと頑張るので、読書量が増える。 (2) …

ブラフマンの埋葬

2004年4月刊 著者:小川 洋子 出版社:講談社 \1,365(税込) 146P 著者の小川洋子については「芥川賞作家」ということしか知りません。『博士の愛した数式』の方が売れているようですが、「ブラフマン」という言葉に引かれて、こっちを読むことにしました。 …

イママダ

2005年2月刊 著者:柴田理恵、久本雅美 出版社:マガジンハウス \1,100(税込) 207P テレビのバラエティ番組でおなじみの久本雅美と柴田理恵の仕事感、恋愛感、人生観を軽快にしゃべくり倒した本です。 お笑い関係者の本というのは、読後に何も心に残らないも…

「老いるショック」は3度来る!

副題:人生90年の時代 2005年1月刊 著者:江見 康一 出版社:かんき出版 \1,365(税込) 197P 「老いるショック」は「オイルショック」のダジャレです。おいおい、84歳にもなってオヤジギャグかよ! と、まずツッコミましょう。 高齢化社会を憂う本は多い…

ベンチャーに生きる

副題:私のチャレンジ半生記 2004年12月刊 著者:今野 由梨 出版社:日本経済新聞社 価格:\1,680(税込) 271P 女性が仕事をするのが困難な時代に会社を興し、60歳を過ぎても元気いっぱいの著者が語り下ろした波乱万丈の物語です。 1936年生まれの著者…

ダブリンの風

副題:―日常の風景から見るプロジェクトマネジメントの機微 高根宏士エッセイ集 2004年5月刊 著者:高根 宏士 出版社:ソフトリサーチセンター 価格:\1,995(税込) 187P 著者は「ソフトウェア工程管理技法」「ソフトウェア外注管理技法」等の技術的内容の本…

アマゾンランキング上昇中

アマゾンと戦ってからほぼ2ヶ月。今年に入ってアマゾンに掲載してもらったレビューは2件しかありません。 クレーム処理とレビューを評価する人は同じチームなのかなぁ。やっぱり目をつけられると載せてくれないのかなぁ、と最近レビューを自粛しています。…

死んだらいけない

2004年5月刊 著者:石川 文洋 出版社:日本経済新聞社 \1,000(税込) 80P 本書は写真エッセイの形をとっていて、著者が戦地で撮影した写真のページと著者のメッセージのページが交互に登場します。 多くの写真には戦争で苦しんでいる庶民の姿が示されます。戦…